ウイルスのそれぞれの攻撃目標

ウイルスとは何か、と聞きなおられると、まず、それは細菌よりも小さく、ふつうの顕微鏡では見えないという事実を、あげなければなりません。人によってはそれを”ビールス”といいますが、約束された呼び名は”ウイルス”です。

ウイルスは、体積でいって細菌の約一万分の一しかない小さなもので、電子顕微鏡でなければ見えません。しかもそれが、細胞に侵入すると、一時姿を消すのです。

形や働きからではなく、本質的な点からウイルスを大きく分けると、≪DNA型ウイルス≫と≪RNA型ウイルス≫になります。DNAは生物の遺伝情報の担い手であり、RNAはそのコピーにあたります。したがって、どちらも遺伝情報をもっています。それはすなわち、ウイルスの種の特性を規定するためのもの、と考えてよいです。

ウイルスは、生物か無生物か、という問題はありますが、遺伝情報をもち、それにしたがって増殖する点から見れば、これは生物です。一方、生物とは死ぬものであるとすれば、ウイルスに自然死はないから、無生物ということになります。≪半生物≫が適当でしょう。本来、生物か無生物か、という問題をたてること自体が、無意味なのかもしれません。

ウイルスが攻撃する細胞は、一般にそれぞれにきまっています。ライノウイルスは鼻の粘膜の細胞がお目当てであり、アデノウイルスは、喉の粘膜がお目当てです。ただし、後者は、目の角膜や結膜を狙って、流行性角結膜炎を引き起こすこともあります。これは、プールの水を介して感染します。

このようなわけで、ウイルスは攻撃目標を決めているのですが、これが可能なためには、細胞の表面に≪レセプター≫(受容体)がなければなりません。その標識はタンパク質でできています。ウイルスは細胞表面のレセプターにとりついて、それを攻撃するのです。

 

 


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