ニューロンはそれぞれに、特有な神経伝達物質を合成しなければなりません。したがって、コリン作動性ニューロンならコリンをノルアドレナリン作動性ニューロンならアミノ酸チロシンを、ギャバ作動性ニューロンならグルタミン酸の材料になるアミノ酸とブドウ糖とビタミンB6とを要求するでしょう。
ニューロン内には、神経細管もあり、酵素もあります。したがって、これらの材料となるタンパク質に不足があっては、脳の機能は低下せざるを得ません。ニューロンは多数の樹状突起をもつために、脂質を大量に要求します。脳の脂質の内訳をみると、コレステロールやリン脂質が多いです。そこで、コレステロールを敬遠すれば、必要量を確保するために、これをつくらなければなりません。ところが、その合成にあたって活性酸素が発生するというまずい事態になります。
脳のリン脂質の含む不飽和脂肪酸は、二重結合四個以上のもの、すなわち、アラキドン酸・エイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサヘキサエン酸(DHA)などです。こうなると、ニューロンの要求にこたえるのには、魚や鶏卵などをとるのが合理的ということになります。
神経細胞では、チロシンの合成ができず、これが必須アミノ酸となっています。チロシンは、ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリンなどの材料となるものですから、頭のためには、これを多く含む、大豆・湯葉・凍り豆腐・たらこ・すじこ・マグロ・カツオ・チーズなどに着目したらよいでしょう。
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