白髪は遺伝か

親が白髪頭だから、親が若白髪だから、子も若白髪になった、などという話は日常的に聞かれます。これが遺伝でないといったら嘘になりますが、厳密な意味での遺伝なら、産まれた時点で白髪頭でなければならないでしょう。髪の毛を黒く染める色素をつくる遺伝情報をもたない人があったら、それこそが遺伝的な白髪ということになるのです。

この色素の名は「メラニン」です。そしてメラニンの原料は、アミノ酸チロシンです。これは必須アミノ酸ではないので、他のアミノ酸からつくられますが、チロシンを多く含む食品が、黒髪のためには有利にきまっています。チーズ、たらこ、すじこ、脱脂粉乳、マグロ、大豆、ピーナッツなどが、それです。

チロシンがメラニンになるまでには何段階かの代謝があります。この代謝に補酵素として登場するどれかのビタミンを大量に要求する人が、メラニン合成に難渋して、白髪になりやすいとだけはいえます。これがDNAに刻まれた遺伝情報だという意味で、白髪になりやすい体質を遺伝とみることは間違いではありません。

そのことから、問題のビタミンの補給に抜かりがなければ、白髪にならずにすむといえます。  


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