筋肉のコリとレシチン

肩こりを感じたとき、ビタミンEで肩こりがとれるそうだからとビタミンEを飲んでみた。ところがとれない。そういう場合があると思います。

そのようなとき、肩に整体施術や針(鍼灸)をしてみると、それは石みたいなものにぶつかるわけです。そこが硬くなっているんです。

では、筋肉は硬くなるものなのか、というとまさに硬くなるものなんです。

そのいちばんいい例は「かつおぶし」です。

かつおぶしは硬いですね。筋肉が石みたいに硬くなっているわけです。私たちの筋肉がまさかかつおぶしほど硬くなるのではありませんが、つまり半分かつおぶし状態、なんてことはあるわけです。

それに対して、レシチンが効果を示します。カツオという魚は、相当スピードを出して泳いでいるから筋肉が強いわけです。こういう筋肉が、完全に働くために、ここにレシチンがなければダメなんです。

筋肉というものは縮みます。そして伸びます。筋肉はフィラメントというものでできていて、フィラメントにはふたつの種類があります。ひとつはアクチン、もうひとつをミオシンといいます。アクチンとミオシンが、すれ違いに滑り込むと、筋肉が縮んだり、伸びたりするんです。

アクチンもミオシンもタンパク質で、アクチンは繊維状タンパクです。ミオシンのほうは球がつながった球状タンパクです。ふつう酵素タンパクは球状タンパクなんですが、このミオシンも酵素タンパクです。アクチンは酵素タンパクではありません。

酵素タンパクの身近な例は卵です。卵のタンパクは全部、球状タンパクなんです。卵を茹でると不透明になりますね。球状タンパクというのは、ちょうど糸くずをまるめたみたいな形になっていて、茹でると、これが伸びてしまうんです。こうなると酵素作用はなくなりますし、タンパク質としての性質も変わります。これをタンパク質の変性といいます。

球状タンパクはこのように変性しやすい。ミオシンが変性すると、筋肉は弱くなり、硬くもなってきます。ミオシンのまわりにはレシチンがべったりとついて守っています。レシチンがミオシンの変性を防いでいるんです。

かつおぶしをつくるときには、カツオの肉を日光にさらします。そうするとレシチンは酸化する。レシチンが酸化すると、もうミオシンを守ることができなくなります。するとミオシンが変性して硬くなるわけです。

肩こりや腰痛などが慢性化しているような場合、一部分はもうミオシンが変性しているかもしれません。

そして筋肉が硬くなっていれば、それをほぐすのにはビタミンEだけではダメだということになるでしょう。こりをほぐすのにはレシチンも要ります。レシチンで筋肉のフィラメントを守らなければいけません。

そして、レシチンが酸化してはダメなんですから、抗酸化作用をもっているビタミンEでもセレンでもいいですが、そういうものを使って酸化を防ぐ。そういうことによってはじめて筋肉は正常な働きをする。

筋肉の状態を正常に保つというのは、こういうことになると思います。


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