長引く膝の痛み、病院で検査しても「異常なし」と言われたり、治療を受けてもなかなか改善しなかったりする場合、その原因は膝そのものではなく、全身の「体の歪み」にあるのかもしれません。特に、腰、骨盤、股関節、足首といった部位の状態は、膝の健康に密接に関わっています。
このページでは、逗子・葉山エリアの整体院【Reformer逗子院】が、膝の痛みの背景にある「体の歪み」の重要性、各部位がどのように膝に影響するのか、そして整体がどのようにその歪みにアプローチしていくのかを詳しく解説します。
膝は全身バランスの影響を受ける「中間関節」
膝関節は、股関節(体幹側)と足関節(地面側)の間に位置する「中間関節」です。そのため、上からの影響(体幹や骨盤、股関節からの歪み)と、下からの影響(足首や足部の歪み、地面からの衝撃)の両方を受けやすいという特徴があります。
身体全体を建物に例えるなら、骨盤は基礎、脚(股関節・膝・足首)は基礎を支える杭(くい)です。この杭の一部である膝は、他の部分(杭や基礎)が不安定になったり傾いたりすると、その影響を直接受けてしまい、過剰な負荷がかかりやすくなるのです。膝だけを治療しても改善しない場合、この全身の連動性、特に「歪み」を見直す必要があります。
膝痛につながる主な「体の歪み」とその影響
膝の痛みを引き起こす、あるいは悪化させる可能性のある代表的な「体の歪み」について見ていきましょう。
1. 腰椎の歪み・反りの喪失(腰曲がり)
人間の腰椎(腰の骨)、特に下部の4番・5番は、本来前方にカーブ(前弯)しており、この「腰の反り」が衝撃吸収や姿勢維持に重要です。しかし、加齢や不良姿勢、筋力低下でこの反りが失われ、腰が丸まってしまう(腰曲がり)と、上半身の重みが直接膝にかかるようになり、膝痛の大きな原因となります。高齢者のO脚で腰も曲がっている方が多いのは、この腰と膝の連動性を示しています。腰椎椎間板ヘルニアやすべり症なども、この腰椎の不安定性が背景にある場合があります。
2. 骨盤の歪み(仙腸関節・恥骨結合)
身体の土台である骨盤が、前後左右に傾いたり、ねじれたりする「歪み」は、膝に深刻な影響を与えます。骨盤が歪むと、左右の脚にかかる体重のバランスが崩れ、片方の膝にばかり負担が集中してしまいます。また、骨盤に付着する多くの筋肉(お尻や太ももの筋肉など)の緊張にも左右差が生じ、膝関節の動きを悪くしたり、ねじれを生じさせたりします。骨盤の中心にある仙腸関節の微妙なズレ(変位)は、特に膝痛との関連が深いと考えられています。
3. 股関節の歪み・硬さ
股関節は膝のすぐ上にある大きな関節であり、その状態は膝に直接影響します。股関節の動きが悪かったり(可動域制限)、正常な位置からズレていたり(変位)すると、歩行や階段昇降などの際に、その動きを膝が過剰に代償しようとします。これにより、膝にメカニカルストレスがかかり、痛みが生じやすくなります。内股歩きやガニ股歩きも、股関節の歪みや筋力アンバランスが原因で起こり、膝への負担を増やす要因となります。
4. 足関節(足首)・足部の歪み
地面に直接接する足首や足部の歪みも、膝への影響は大きいです。足首が硬かったり(可動域制限)、扁平足、外反母趾、浮き指などがあったりすると、地面からの衝撃をうまく吸収・分散できず、その衝撃がダイレクトに膝に伝わってしまいます。また、足首が内側や外側に傾く(過回内・過回外)と、すねの骨(脛骨)がねじれ、膝関節のアライメントが崩れて負担が増加します。足首の捻挫を経験した方は、足首だけでなく膝関節にも微妙なズレ(変位)が生じていることが多く、足首だけの治療では膝の不調が改善しない場合があります。
「変位(ズレ)」という視点:痛みがない場合も要注意
整体の視点で特に重要視するのが、これらの関節の「変位(機能的なズレ)」です。これは、レントゲンでは捉えられないほどの微妙な位置異常ですが、関節の正常な動きを妨げ、周囲の筋肉に持続的な負担をかけ、血行不良を引き起こす根本原因となりえます。
問題なのは、初期の変位では痛みを感じないことが多い点です。そのため、自覚がないまま歪みが進行し、長年の負担が蓄積した結果、中高年になって変形性膝関節症として症状が現れるケースが少なくありません。子供の頃の「成長痛」とされる膝の痛みも、実はこの変位が原因である可能性があり、痛みが自然に治まったように見えても、変位が残ったままだと、将来的な膝の問題(スポーツ障害や変形性膝関節症)につながるリスクがあります。スポーツでの膝痛や、骨折などの外傷後も、衝撃によって関節に変位が生じている可能性を考慮する必要があります。
レントゲンで「異常なし」と診断されても、触診によって関節の微妙なズレや筋肉の硬さ(圧痛、スジの張りなど)が見つかることは多くあります。この「変位」という視点を持つことが、根本原因の特定には不可欠です。
整体による「歪み」へのアプローチ:なぜ改善が期待できるのか
整体は、この「体の歪み(変位)」に直接アプローチできる点に大きな特徴があります。【Reformer逗子院】では、以下のステップで膝痛の根本原因である歪みを整えていきます。
- 歪みの特定:丁寧なカウンセリング、姿勢・動作分析、そして詳細な触診によって、膝痛の原因となっている腰椎、骨盤、股関節、足首などの歪みの箇所と程度を正確に見つけ出します。
- 歪みの調整:特定された歪みに対し、一人ひとりの状態に合わせた的確な手技を用い、関節を正しい位置関係へと導きます。これにより、関節へのメカニカルストレスが軽減されます。
- 筋肉・筋膜の解放:歪みが整うことで、過剰に緊張していた筋肉や癒着していた筋膜が解放されやすくなります。必要に応じて直接的なアプローチも加え、柔軟性と血行を改善します。
- 全身のバランス回復:部分的な歪みだけでなく、全身の連動性を見てバランスを整えることで、膝にかかる負担を根本から軽減します。
- 再発予防:正しい身体の使い方や姿勢を指導し、セルフケアをお伝えすることで、歪みが再発しにくい状態を目指します。
このように、痛む膝だけでなく、その根本原因である全身の歪みにアプローチすることで、整体は長引く膝痛の改善と再発予防に貢献できるのです。
まとめ:「体の歪み」を見直し、膝の痛みから解放されよう
膝の痛みの原因は、膝そのものだけでなく、腰、骨盤、股関節、足首といった全身の「歪み」が大きく関わっています。特に、病院の検査では異常が見つからなかったり、一般的な治療で改善しなかったりする場合は、この「歪み」が根本原因である可能性が高いと言えます。痛みがない場合でも、歪みは潜んでいる可能性があり、放置すると将来的な問題につながることもあります。
整体は、この「体の歪み」にアプローチし、全身のバランスを整えることで、膝への負担を根本から軽減し、痛みの改善を目指すことができます。もしあなたが逗子・葉山エリアで長引く膝の痛みにお悩みなら、一度「体の歪み」という視点からご自身の体を見つめ直し、整体によるケアを検討してみてはいかがでしょうか。
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