アレルギー性鼻炎を自分で直す

ふつう、アレルギー性鼻炎で専門医へ行くと、診断としては下記のような認識が多いと思います。

アレルギー性鼻炎は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを特徴とするありふれた病気です。頭痛や不快感を伴うのが普通です。

アレルギー疾患なのですから、原因物質アレルゲンをつきとめる必要があります。これは人によって違いますが、およそ60%は、家のほこり(ハウスダスト)です。ほこりにいるチリダニが犯人のようです。これによって、鼻の粘膜の自律神経が失調して、症状を起こすのです。それで、神経を切断する手術、高周波電気で粘膜を凝固させる手術などが、重症患者に適用されます。

対症療法としては、ステロイドの鼻スプレー剤、抗ヒスタミン剤などがあります。根本療法としては、アレルゲンを少しずつ注射していく減感作療法がベストです。

と、このような診断です。

しかし、これを分子栄養学的に自分で直すならば、下記のようになります。

鼻の粘膜に問題があるわけですから、これの正常化のために、ビタミンAの摂取が必要だと思います。

また、抗ヒスタミン剤の投与が行われることが多いわけですが、抗ヒスタミン作用をもつ物質は、体内で合成されますから、その材料となる、タンパク質とビタミンCとを十分に摂るべきです。鼻の粘膜の血行改善も、条件の一つになるはずです。

結局、アレルギー性鼻炎に対しては、高タンパク食、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンEを摂ればよいことになります。

この方法で、7割以上の人に改善がみられるようですが、自律神経失調で症状を起こしている場合は、レシチンの摂取も考えられます。

鼻中隔弯曲症や副鼻腔炎といわれているかたも試してみる価値はあるでしょう。