インフルエンザ対策の第一選択

風邪はインフルエンザであってもなくても、ウイルスによる感染症です。

そのウイルスも種類が多く、インフルエンザ以外にもいくつかの型があります。アデノウイルス、コクサツキーウイルス、ライノウイルス、レオウイルスなどです。ウイルスによって細胞が破壊されると、そこを根拠地として、細菌や原虫の活動が開始され、各種各様の厄介な症状をあらわしてきます。近年、マイコプラズマ原虫が風邪に乗じてくる例が多く見られるようになりました。これは、不顕性感染に終わってしまう場合もありますが、上気道炎や肺炎を起こすのが普通です。対策としては、抗生物質しかないといわれます。

細菌に対する生体の主たる自衛手段は抗体であり、ウイルスに対するそれはインターフェロンです。

ポーリングの著書には、1日5グラムのビタミンCをとるようになって10年、それまでよく風邪をひいたのに、一度も風邪に見舞われなかった人の例が報告されています。また、1日1グラムのビタミンCをとる習慣をつけた人は、風邪ひきの回数が36%も減った、というデータがあります。

これはビタミンCの話ですが、プロテインを食事に追加するようになってから、4年間ずっと風邪をひかないという人がいます。また、風邪をひいたらすぐにプロテインの量を増やせば、すぐに回復するから、こじらすことはなくなった、と話した人もいます。

インターフェロンはタンパク質だといわれます。それは糖タンパクの形をとりますが、これはこの場合、大きな問題ではありません。とにかく、インターフェロンの主原料がタンパク質であることは確かです。したがって、十分なタンパク質の摂取が、風邪の対策になりうること、間違いないです。

アメリカ人の場合、高タンパク食を習慣としているでしょうから、タンパク質の頭の上をこえて、ポーリングは、ビタミンCに焦点を合わせればよかったのでしょう。

要は、わたしたち日本人の場合、タンパク質の問題に引っかからざるをえないところにあります。アメリカ人に対しては、風邪薬と縁を切りたかったらビタミンCを、といえばたりるのに、お互い日本人に対しては、まずタンパク質を、といっておいて、あとからビタミンCをもちだすのが順序になってきます。

要するに、タンパク質とビタミンCの摂取を心がければ、ウイルス感染症には格段に強くなれるのです。

ホエイプロテイン20〜30gを一日に2〜3回の摂取(もしくはEAA10gを一日に2〜3回の摂取)に加えて、ビタミンC3g〜15gほどを頻回摂取、これをおすすめします。


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