アンチビタミンはどこにあるか

あるビタミンを吸収不能にしたり、分解したり、それに拮抗したりして、その作用を阻害する物質を、そのビタミンのアンチビタミンといいます。

ビタミンB1のアンチビタミンは、ワラビ、ゼンマイなどのシダ類にあります。このアンチビタミンは二種あって、一つは加熱で分解しますが、一つはそれでも分解しません。シダ類を食べると、ビタミンB1は不足がちになります。

エビ、カニなど甲殻類、貝類、川魚などにも、ビタミンB1のアンチビタミンがありますが、これは加熱によって分解します。

鼻水のなかには、ビタミンB1分解酵素アノイリナーゼを分泌する細菌がいます。そのことを考えれば、鼻水は呑み込まない方がよいことがわかります。

卵白には、ビタミンHと結合してそれを不溶性にするタンパク質アビジンが含まれています。これもアンチビタミンです。

トウモロコシには、ニコチン酸(ナイアシン)のアンチビタミンのインドール酢酸が含まれています。抗神経薬クロールプロマジンは、ビタミンB2のアンチビタミンです。結核の化学療法剤イソニコチン酸ヒドラジットは、ビタミンB6のアンチビタミンです。

 


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