カルシウム不足はなぜ悪いか

カルシウムは骨に蓄積されています。骨のタンパク質「コラーゲン」に結合しているのです。カルシウムはまた、血液中にあります。タンパク質に結合した形のものと、イオンの形のものとがあります。

これらの血中カルシウムの量は、血液100mlあたり10mgであって、健康人の場合、タンパク結合型が6mg、イオン型が4mgとされています。病気をしたり、疲労したりすると、タンパク結合型カルシウムが増え、イオン型カルシウムが減ります。危篤の病人では、イオン型が血液100mlあたり1mgにも低下します。

いずれにしても、血中にはほぼ一定量のカルシウムがあります。血清カルシウムイオン濃度が下がると、血清タンパクがカルシウムイオンを放出して、これを補充します。このとき、血中カルシウムの量が減ります。その情報を受けると、「上皮小体」(副甲状腺)がホルモンを分泌し、これが長骨の骨端からカルシウムを放出させます。だから、カルシウムを摂取しないと、骨が縮むことになります。

カルシウムイオンは、筋肉の収縮にも、血液の凝固にも、白血球の運動性にも役割を持っているから、不足はまずいのです。

 


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