私たちは、発ガン物質を口に入れることもあり、食品添加物を食べることもあり、薬を飲むこともあります。また、X線や紫外線を浴びることもあります。

これらはすべて健康にとってはマイナスであって、直接間接に老化を促進することになります。
それら外部からくるものは、四六時中絶え間なく攻撃をかけて来はしません。

したがってそれは、老化の第一の原因とはいえません。

障害作用をあらわす物質が生体の生理過程で間断なく発生するとするなら、それこそは老化の原因として見ることができるでしょう。そのような物質として私たちは、遊離基と活性酸素を知っています。
「酸化老化説」は早くからありました。そのあとに続くハーマンの「遊離基老化説」にも説得力があります。

遊離基や活性酸素に対抗するビタミン・ミネラルを、抗酸化ビタミン・ミネラルといいます。それがそっくりそのまま、抗老化ビタミン・ミネラルとしてよいことになります。

よく若返りということがいわれます。

抗老化ビタミン・ミネラルの使用によって、白髪が黒くなったとか、ハゲに毛がはえたとか、女性生理が回復したとかいう話は珍しくありません。

このような抗老化ビタミン・ミネラルの作用を若返りとする見解には疑問が残ります。

◉抗老化ビタミンのリスト

ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、プロビタミンA、コエンザイムQ

◉抗老化ミネラルのリスト

セレン、銅、亜鉛、マンガン、鉄

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