ビタミンCの摂り方と注意点

ビタミンCが、野菜や果物に豊富に含まれていることは、常識として皆さんご存知のことです。野菜や果物を食べているから、ビタミンCについては心配ないと思っている人は大勢います。

しかし、ビニールハウスと農薬の使用で、野菜のビタミン含有量は、本来の16%しかない、といわれるようになりました。これは少しオーバーな数字(平均的に見れば)かもしれませんが、野菜や果物に昔なみのビタミンを期待するのはいけないようです。これは、ビタミンC以外のビタミンについてもいえることではありますが、一つの大きな問題として認識する必要があると思います。

ビタミンCについてはっきり言えることは、他のビタミンと違って、これは、合成品でもよいから、是非とも摂らなければならない、ということです。その理由は何かというと、ビタミンCはもともと、動物が自分の体内で大量につくるべきものであるのに、サルに進化した段階で、それをやめてしまったという事実があることです。

そこで、もし私たちが、自分でビタミンCをつくったとしたら、それはどれほどか、が問題になります。その数字は、だいたい一日2グラム程度で、レモンにして4キログラムに相当します。それだけのビタミンCがないと、私たちのからだは、スムーズな代謝ができないのです。ということは、それだけのビタミンCをとらなかったら、どんな故障が起きるかわからない、ということです。

ビタミンCの不足からくる病気としては、風邪もあり、椎間板ヘルニア(ぎっくり腰含む)もあり、白内障もあり、知能低下もあって、いろいろです。

ビタミンCをとったら結石になるのではないか、と心配する人が多いようです。なるほど、ビタミンCの一部は体内でシュウ酸にかわり、それがカルシウムと結合して「シュウ酸カルシウム」になります。これが水にとけにくい代物であるために、かたまって石になることがないとはいえません。

しかし、シュウ酸カルシウムが石にならないためには、ビタミンAがあればよいといわれます。腎臓や膀胱の結合組織のなかにコンドロイチン硫酸があれば、シュウ酸カルシウムの石をつくるようなことは起きない、と考えられています。なお、ついでに言えば、結石は胆嚢にもできますが(胆石)、これは多くはコレステロールの石であって、シュウ酸カルシウムの石ではありません。

ビタミンCには緩下剤的な作用があるので、急に大量をとると、便秘がなおったり、下痢を起こしたりするケースがあります。これは、余剰分を酸化する酵素がつくられないためと考えてよいでしょう。十分に大量にビタミンCをとると、やがてこの酵素があらわれて、余剰を処理します。この酸化生成物には、強力な制ガン作用があるといわれます。

ビタミンCの大量投与を急にやめると、この酵素の生成が継続するために、酸化生成物が依然としてつくられます。そして、血中ビタミンC濃度が低下し、ビタミンC欠乏の症状があらわれます。これはリバウンドといえるでしょう。大量投与をやめるときには、2、3週間をかけて徐々に行う必要があります。

なお、ビタミンCを大量にとることの意義について一言しておきます。ビタミンCには、「酸化型」と「還元型」と二種の分子形態があります。ビタミンCを大量にとると、還元型と酸化型の量の比が大きくなります。つまり、還元型の割合が大きくなります。この比は「疾病指数」と名付けられています。

健常人の場合、疾病指数は14~15ですが、重い病人では、この値が1またはそれ以下になっています。病気がよくなれば疾病指数がだんだん上がります。ビタミンCを大量にとれば、疾病指数が大きくなるから、健康レベルは上がる、というものです。

ビタミンCの摂り方についてですが、いちばん簡単なのは、そのまま口に放り込む方法です。カプセルに入れて飲む方法もありますし、タブレット状で飲む方法もあります。水にとかして味付けして飲む方法もありますが、果糖やブドウ糖などの単糖体はビタミンCを破壊するので、注意を要します。つまり、はちみつレモン(レモンの蜂蜜漬け)というものは、ビタミンCをとっているつもりで全くとれていないということになるのでしょう。

 

 


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