ビタミンKの働きは?

ビタミンKは、タンパク結合型の血清カルシウムをイオン化して、体液のペーハー値低下を防ぎます。これは病気や疲労などによる負担の軽減に役立ちます。高いペーハー値は、ガンの予防にも治療にも有利なことが知られています。ダイコンやカブの葉を捨てるのも、パセリを飾り物と心得るのも、ビタミンKを粗末にする愚行です。

骨の実質、つまり「間質」の骨格は「コラーゲン」というタンパク質からできています。間質のコラーゲン分子の特徴は、それを組み立てているアミノ酸の一つグルタミン酸に、「カルボキシル基」の枝がついていることです。骨のカルシウムはこの枝に結合します。このカルボキシル基の枝にCaをつける代謝に、ビタミンKは補酵素として登場するのです。ビタミンDがあっても、骨へのカルシウム沈着の条件は足りないのです。骨折の治癒は、ビタミンKによって促進されます。

血液の凝固因子を「トロンビン」といいます。この物質は、前駆物質「プロトロンビン」にカルシウムイオンが働いてつくられます。このタンパク質のグルタミン酸にも、カルボキシル基の枝がついています。ビタミンKが血液の凝固を助けるのはこのためなのです。

 


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