乳ガンと胃下垂の共通項

日本人にも男性の乳ガンがありますが少数です。
ところが、アフリカには、男性乳ガン患者が珍しくありません。これは、低タンパク食、低ビタミン食のせいです。

乳ガンの原因の一つは、女性ホルモンによる乳腺の刺激だといわれています。男性でも、女性と同じく女性ホルモンを合成する一方、肝臓でこれを分解して定常状態を保ちます。低タンパク食だと肝臓機能がおち、女性ホルモンが蓄積してくるのです。

私たちは世界史のなかで、アメリカの南北戦争が大きな意味をもったことを知っています。また、この国内戦争の勝者が、北軍であることを知っています。この勝敗の一因がタンパク質の多少にあった、と考えるのが正解のようです。北軍兵士が、肉や乳製品をふんだんに食べたのに対し、南軍兵士は、トウモロコシに糖蜜という低タンパク食でした。低タンパク食では、精神力も体力も低下せざるを得ないのです。

太平洋戦争の際、食糧事情の悪い孤島において、日本軍兵士に、クワシオルコールに近い症状に陥った者が多かったようです。これは、乳幼児に特徴的にあらわれる病気であるとはいえ、その独占ではないのです。兵士たちの肝臓は脂肪肝となり、ついに萎縮してしまっていました。

正常な食事をする人の場合、タンパク質摂取量を増やしても尿中アミノ酸量はあまり変動しないのに、クワシオルコールではそれに比例して変動します。これは低タンパク食における大きな問題でしょう。

日本人の食習慣が、はっきり言えば低タンパク食の傾向にあることは、ヒルカーによって証明されました。もちろんこれは、欧米的食生活との比較の結果ですが、見逃せない事実です。

私たちは、胃下垂という状態のあることを知っています。読んで字のごとく、それは胃の下垂した状態ですが、ただ下垂しているだけで、ただちに障害がおきる、というものではありません。条件がよければ、胃下垂でも何ということもないのがふつうです。
それはそれとして、胃下垂は欧米人にはめったにないそうです。そこで、胃下垂もまたタンパク質の不足からくる、といわれて、それを承認せざるを得なくなります。

 


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