乳酸と筋肉のこり

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

スポーツでは、高エネルギー分子ATPによって、筋肉が仕事をします。筋肉のグリコーゲンがブドウ糖になり、それからATPになります。

ところがそこには二つのコースがあります。

単純化した形でいえば、第一のコースは二酸化炭素と水を発生する代謝、第二のコースは乳酸を発生する代謝です。

これらの、糖を分解する過程を解糖といいますが、狭い意味での解糖は第二のコースを指し、第一のコースをクレプスサイクルと呼んで、両者を区別します。

クレプスサイクルはビタミンB1および酸素の存在のもとにおこり、解糖はビタミンB1も酸素も不在のもとにおこります。

両者の重要な相違は、クレプスサイクルの産生するATP分子の数が、解糖の場合と比べて約10倍ということです。

また、二酸化炭素がただちに血液にとけ、肺から排出されるのに対し、乳酸は細胞に浸透して組織を膨らませ、血管や神経を圧迫して、腰痛や肩こりなどのいわゆる”こり”を生じるということです。

一旦こりができると、血行障害が起こるために酸素が欠乏状態となり、仮にビタミンB1があってもクレプスサイクルは阻止され、乳酸の産生が一層高まって、こりはいよいよ激しく、悪循環が始まります。

これを整理すると、ビタミンB1欠乏のもとに筋肉を働かせると、エネルギーは十分の一ぐらいにとどまるばかりでなく、筋肉がこるということです。


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