更年期障害の原因

女性にしばしば見られる「不定愁訴」ですが、いわゆる更年期障害もこれに属します。

不定愁訴とはその名の通り、不定な症状に悩む病気です。頭痛、肩こり、冷え、のぼせ、めまい、便秘、不眠、腰痛などが代表的な症状でしょう。ひどいものになると痺れ(しびれ)、蕁麻疹(じんましん)、浮腫(むくみ)まであります。

この原因は、ホルモンの乱調による自律神経の失調とということになっています。だからこそ、医師にみてもらうと、精神安定剤を飲ませられることになるのがふつうです。この薬は自律神経に働くからです。

不定愁訴患者では、基礎体温に乱れが見られます。これもホルモンのアンバランスからきますが、ビタミンE(d-αトコフェロール)には、脳下垂体、副腎皮質、卵巣などのホルモン分泌を正常化する作用があります。d-αトコフェロールを投与すると、基礎体温の曲線の乱れは解消するとともに、不定愁訴も著しく改善されるといいます。

いくら貧弱とはいえ、わたしたちの日常の食習慣のなかで、多少のビタミンEの自然摂取があります。これが血液に吸収されるので、d-αトコフェロールの血中濃度ゼロなどという人はいません。

そこで、この数値を追跡してみると、とくに低い時期が三つあります。第一は新生児期、第二は思春期、第三は更年期です。この事実は、更年期にはd-αトコフェロールの要求量が多いことを証明していると判断してよいでしょう。その要求が満たされないとき、更年期障害が起き、不定愁訴となるでしょう。

この三つの時期は、ホルモンのバランスの新秩序をつくらねばならず、そのためにいくつかのホルモンの大量生産が必要となってd-αトコフェロールの大量消費を招くのでしょう。このときd-αトコフェロールの供給が円滑に行かなければ、何かの障害が起きて当然ではないでしょうか。

なお、生理痛を逃れるためのビタミンE(d-αトコフェロール)の量の個体差はきわめて大きいです。ある程度の大量をとって、効果を見たら、次回には量を減らすという方針をたてるのがよいです。

 

 


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