浮腫(むくみ)の原因とその対策

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

体内に水分が余分にたまるのが浮腫ですが、足首、目の周辺の腫れがよく目立ちます。体の全部が腫れると、やせ細った人でも体重が増えたように見えてきます。これは副腎が消耗したためです。

ストレス状態にある人に、大量のパントテン酸を投与すると、ナトリウムの排泄が増加して体内の過剰の水分を取り除くことができます。カルシウムとビタミンDを十分に与えても、かなり食塩の排泄を増すので浮腫を少なくできますが、高糖質食は一般に体内で水分や食塩を保持させます。

腎炎のストレスは副腎に過剰のアルドステロンを生産させるので、このホルモン作用で体内に食塩と水が蓄えられ、浮腫や高血圧症を招きます。パントテン酸、ビタミンB2、ビタミンB12のような、コルチゾンの生産にぜひ必要な栄養素が欠乏した飼料を動物に与えると、浮腫になりますが、その不足したビタミンを補給するか、またはコルチゾンを投与するとよくなおります。

浮腫のもう一つの原因は、腎臓障害で血中のアルブミンが尿から失われる場合です。しばしば大量のタンパク質が、何年にもわたって尿から排泄するので、それを食物から補給しないと、体全体の組織から失われていきます。そのうえ、多量のアルブミンが腸からも出て、便に失われます。これは貧血や鉄不足の人で特によく見かける症状ですが、ネフローゼによく起こる異常で、鉄、銅などの数多くの造血に必要な栄養素が尿から容易に失われるためです。また、血中のアルブミンが失われるのも大きな問題で、このアルブミンは尿の生成に不可欠で、それが欠乏すると組織から老廃物を運び出す機能が衰えてくるし、体液を集めて血圧を調節する作用まで鈍くなっていきます。

そのため食事でタンパク質が不足していたり、また、カロリーを十分にとらないでタンパク質が分解されてエネルギー生産に使われたりすると、体としてはタンパク質が不足して浮腫になりやすいです。このような場合は、特にタンパク質の多い適正な食事をとると、血中のアルブミンの生産速度を倍加できます。

もう一つ忘れてはならないのは、血中のコレステロールの問題で、血管のアテロームの沈着が進むと、それによって腎臓も心臓も損傷を受けます。このため、重いネフローゼ患者では心臓も疲れてポンプ作用は弱くなり、血液の循環も遅くなります。この状態では心臓から十分な血液を腎臓に送れないので、体液や血液には食塩や尿素がたまりやすくなり、一層高血圧になっていきます。この場合は食塩とか水分の摂取を制限する治療だけが行われますが、この時こそ食事で最善の栄養改善を実行するべきです。


逗子.葉山.鎌倉.横須賀.藤沢.横浜地域で整体&マシンピラティスなら
整体院&ピラティススタジオ【Reformer逗子院】
神奈川県逗子市逗子3-2-24 矢部ビル2階
☎︎
050-5884-7793