女性の生理痛は「子宮の酸欠から起こる」といわれます。
酸素欠乏の結果、血液排出のための子宮の開口作業がスムーズに行かず、血液の圧力が痛みを引き起こすのでしょう。それならば、生理痛に対してビタミンE(d-αトコフェロール)という図式が立ちどころに成立するはずです。事実また、経験的にもこれは支持されています。
このとき、ビタミンE(d-αトコフェロール)を生理痛に対する特効薬などと思ってはなりません。ビタミンE(d-αトコフェロール)の欠乏があったからこそ生理痛があった、のです。このように考えなければ、健康と食生活との関係、したがって栄養学の原則も、的外れにならざるを得ません。
日本人の病人のなかには、食生活の不完全からくるものが少なくなく、そのパーセンテージは85にのぼるという説があります。
栄養についての無知からくる病気は、思ったより多いのです。
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