甲状腺ホルモンの作用は

甲状腺ホルモンには、「チロキシン」と「トリヨードチロニン」との二種があります。チロキシンの一分子はヨード四原子を含み、トリヨードチロニンの一分子はヨード三原子を含んでいます。

その作用は全く同じですが、後者の効果は前者の四倍です。甲状腺はヨードを原料にして、これらタンパクホルモンを合成してるわけです。したがって、甲状腺ホルモンのためにはヨードの摂取が不可欠ですが、ヨードが多すぎると、ホルモンの合成がかえって困難になります。

甲状腺の作用は全細胞に及び、成長・発育の促進、基礎代謝の亢進、タンパク質・糖質・脂質・水の代謝の調節などを司ります。したがって、甲状腺ホルモンの血中濃度が正常に保たれることは、健康のための重要な条件の一つです。

甲状腺の活動は脳下垂体によって支配されています。また、甲状腺ホルモンの血中濃度は間脳によって監視されています。この血中濃度が低下すると、その情報が間脳へいって、そこから「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン」が放出されます。それがさらに脳下垂体に伝達されます。すると下垂体から「甲状腺刺激ホルモン」が分泌され、それが血液にはこばれて甲状腺にたどりつきます。
すると、甲状腺ホルモンを合成し、血中濃度を正常値まで上げるのです。甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンは「やる気のもと」とされています。

 


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