着色・発色剤

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

赤色二号という食品着色料があります。これは、タール系色素であって、アメリカでは発ガン性を疑われ、使用禁止になりました。するとそれは、わが国でも禁止になりました。1948年以来日本の厚労省が認めたタール系色素は24種ありました。その後、発ガン性の疑いその他で使用禁止になったものが多く、現在は11種を残すのみです。発ガン性はともかく、タール系色素一般に、消化酵素活性の低下が見られ、これとアゾ色素との共存では、活性低下が酵素全般に及ぶといいます。食品の着色は、生体にとって利益のあるはずがなく、つねに確実に有害と考えてよいです。口紅の色素は、例外なくタール系です。

近来、繰り返し発ガン性をいわれているのが亜硝酸塩です。発火点は、やはりアメリカでした。アメリカは日本とともに添加物のすきな国ですが、危険性の警告に先鞭をつけるのは、きまってアメリカです。

亜硝酸塩は、ハム、ソーセージ、イクラなどの含む、ヘモグロビンやミオグロビンを、酸化しにくい形の化合物に変化させる目的で添加されるいわゆる発色剤です。亜硝酸塩の発ガン性は、ラットにジメチルアミンとともに投与してテストされました。亜硝酸塩はジメチルアミンと反応してジメチルニトロソアミンとなります。この物質に、強い発ガン性がみとめられたのです。ジメチルアミンは、クジラ、マトン、ニワトリ、卵、豚、牛の順に量が少なくなっています。魚介についてのデータは、国立衛生試験所のものがあります。

東京都公害局の報告によると、葉菜類が、ハム、ソーセージの許容基準70ppmの100倍程度の亜硝酸塩を含む例があります。原因は窒素肥料なのか、2.4Dなどの除草剤なのか、それとも自動車の排ガスに含まれる窒素酸化物なのかは、まだ不明です。

1968年に八王子市で四頭の乳牛が死にましたが、牧草の含む亜硝酸塩が原因でした。ドイツでもカナダでも、乳児の死亡例があります。亜硝酸塩は赤血球のヘモグロビンと結合して、その機能を障害し、酸欠状態をもたらすのです。市販のワインのほとんどにも添加されていますが、飲んで頭が痛くなる理由は、脳で酸欠状態が起こっているからです。硝酸塩が摂取された場合も、これは動植物の体内で還元されて亜硝酸塩に変化します。


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