神経系の防衛機構を軽んじる現代医学

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

現代科学は自然治癒力を、第一に免疫機構、第二に炎症における白血球の動員と作用、第三に結合組織における繊維形成と分解などで代表されると説明しています。

これは、自然治癒力の一面に言及しているに過ぎません。二番目の内容は一番目の免疫機構に属するものであり、これでは細胞の働き(機能的疾患)に関する説明が欠落しています。すべての病気から回復する際に働くことが説明できていません。

ここで、最初に発病する時点に目を向けてみましょう。体には自身を守る防衛機構が備わっていて、これが正常に機能すれば病気にはなりません。防衛機構がうまく働いていないために発病し、自然治癒力が衰えているから治らないということです。

つまり、防衛機構も自然治癒力もしっかりとしていれば、病気にはならないのです。防衛機構が発病前に働き、自然治癒力が発病後に働くという違いはありますが、どちらも病気から体を守って健康を維持するもので、同じように考えてよいでしょう。

真の治療は、病気の原因を除き自然治癒力を回復させるものですが、これは言い換えれば、防衛機構のどこに問題があって発病したのかを突き止め、正常に戻すということなのです。

さて、防衛機構は、①免疫系、②内分泌(ホルモン)系、③神経系、という三つに分かれます。

①の免疫系は、先に挙げた自然治癒力の第一と第二の部分に相当します。免疫系は現代医学でも注目されている分野で、予防注射・ワクチンでの伝染病予防など、人類の健康に多大な貢献をしてきました。抗生物質の発見によって、細菌の撃退に威力を発揮してきたことも挙げられるでしょう。

②の内分泌系についても、ホルモンの異常がさまざまな病気を招くことは、周知の通りです。糖尿病、更年期障害、甲状腺機能障害などでは、内分泌系への対処が行われます。血液中に分泌されたホルモンは、標的器官に達すると、正しく働くように機能します。

③の神経系は、いうまでもなく脳をはじめとして全身に張り巡らされています。内部・外部から情報を集め、それに応じて適切な指令を臓器・器官に発することで、生命活動を支えています。

現代医学の最大の問題点は、この神経系を軽んじていることにあると考えられます。
腰痛や坐骨神経痛、肩こり、手のしびれなどには関心を払いますが、対症療法を主体としたものに過ぎません。

解剖学では神経の働きや分布状態などを解明していますが、正常に働いているかどうかを測定しようとは考えないようです。だから、痛みやしびれに神経ブロックを行ったり、椎間孔の圧迫が原因と考えて牽引したりするのです。

痛みがあるのは、神経本来の働きによって異常を知らせているためです。
ところが、現代医学は、このように重大なポイントを見過ごしているのです。


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