筋力や脳の働きまで低下させるこりの怖さ

〜逗子・葉山・鎌倉の整体【Reformer逗子院】のコラム〜 

上半身のこりは、実に様々な問題を引き起こします。肩こりを軽視してはならない理由はそこにあります。
まず、すぐに疲れるようになり、疲れがたまって過労になりやすく、痛みが起こるようになります。筋力が低下して、コップが持てないとか、ハサミが使えないといった事態になることもあります。

これはすべて、こりによる血行不良で栄養と酸素の供給が低下し、老廃物が蓄積されるからです。
慢性疲労症候群、キーパンチャー症候群、手話通訳症候群などと、症状や職業がつけられた病名がありますが、発症する原因はこりにあります。

腕や手に痛みやしびれが出るのは、上半身が凝ると腋窩も硬くなり、腋窩動脈が圧迫されて上肢の血行が悪くなるためです。

さらに、肩や首、背中、手などの冷えがあります。冬の寒い時でも、血行が正常であれば体が一部だけ冷えるということはありません。血行が不順であるために、外気で冷やされた体表の血液が、心臓から送り出された温かい血液とスムーズに入れ替わることができず、冷えを生じるのです。

そして、肩こりは人間にとって極めて重要な脳にも悪影響を与えます。
首が凝ると頸動脈が圧迫され、脳への血行が悪化し、脳の働きを衰えさせてしまうのです。

このような状況が起きると、心臓は血圧を上げて、躍起になって脳への血流が滞らないようにしますが、なかなかうまくいきません。血管は全身に張り巡らされているので、血圧を上げても、血行の悪い部分だけを解消するというわけにはいかないようです。

また、整体施術にあたるなかで、肩こりが胸部疾患を招いていることもわかってきました。胸部疾患が収まっても肩こりは続きますが、凝りをとると胸部疾患はよくなります。凝りのほうが先に起こり、元々の原因となっている証でしょう。

同じことは、喘息についてもいえます。こりがとれると、喘息はみなよくなります。

肩こりは背骨にズレを生じさせ、背骨周辺のこりを強めて内臓疾患までも招きます。肩こりは左右で程度が違うため、その違いが背骨の歪みをつくるのです。

左右にこりの違いがあると、背骨の棘突起はこりの強いほうに引っ張られます。すると、背骨が旋回して、そちら側の背骨周辺のこりがひどくなり、血行が悪くなります。

そして、背骨の周囲のこりは、背骨から内臓へ行く自律神経の働きを低下させ、その神経の支配下にある内臓の機能を衰えさせて、疾患を招くのです。

 


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