精神と肉体

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

心身という言葉があります。これは”精神と肉体”と同義でしょう。突き詰めていえば、これは”脳と筋肉”に帰着するような気がします。

消化器・循環器・呼吸器・排泄器などの内臓系を無視するのはどうなのかという反論もあるでしょう。
それを承知の上で、”脳と筋肉”をおしたてる下心はこうです。私たち個人の生命にとって、最も重要なものは脳と筋肉ではないでしょうか。人間は、脳で感じ考え、筋肉で行動します。これを遂行するために、内臓系あり神経系ありという考え方はどうでしょうか。

根拠は何かと問われるならば、脳も筋肉もフルに使わなければ、血管網も心臓も、胃腸も、フル回転の必要がなく、活動度に対応した水準まで、機能を低下させるという事実のあることをあげて答えとしましょう。

生体は、使いもしない器官を支えるために、不必要に高水準な代謝機能を維持するほどのムダはしないのです。
使いもしない脳や手足に、大量の栄養や酸素を送るようなバカげたことを、私たちはしないのです。

ある学者はこういいました。老人はナメクジのように動けと。
なるほど、これならば筋肉の負担は最低限で足りるでしょう。これに対応して、内臓の機能は低下し、食事の量は減り、老人らしくなること間違いなしです。

栄養学者や医学者には、ビタミンやミネラルは食事でとれと主張する人が多いです。
例えば、食物に含まれるビタミンB1の量がある低い数値におさえられたとしましょう。その人は自分の活動を、毎日のビタミンB1補給量に見合う水準に止めなければなりません。電車の中の居眠りもこのための手段となり得ます。
出力を入力より大きくすることができないのは、何も動力装置にかぎったことではないのです。

人体は単なる動力装置ではありません。モーターならば、電源を切れば止まりますが、人間は飲まず食わずで働けないことはありません。しかし、そこには貯蔵物質の負債が生じ、いずれは補償が必要となります。
ここまで考えれば、人間は機械と違うと威張ってみたところで、底は知れています。

この論法でいくと、精神や肉体の活動水準を維持し、あわよくば高めるためには、それに見合うだけの栄養をとることが先決条件であることがわかります。
ビタミン剤・ミネラル剤のご厄介にならずに食事を細々と済ますような心掛けでは、誰だってろくな活動ができないどころか、汚染物質の解毒にも失敗することを覚悟する必要があります。


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