腎臓管理の原則は

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

腎臓は、不用品を始末して血液を浄化する器官です。不用品のたちが悪ければ、器官に故障を起こさないわけに行きません。不用品のうちには、腎臓のところでストップをかけられ、そこにこびりついて、本来の作業を妨げるものもあるわけです。

食塩は体にとって、とくに神経や筋肉にとって、必要不可欠のものです。しかし過剰であってはいけません。腎臓が食塩を追い出しにかかるのはこのためです。

腎臓が血液から尿を絞り出すとき、食塩の濃度が高いと、そこから血圧を上げる物質が分泌されます。血圧が高くなれば、腎臓の毛細血管が拡がるわけです。そうしないと、浄化の能率が低くてだめなのです。ですから腎臓管理の大原則は、食塩を摂りすぎないことと言えます。

食塩が腎臓に負担をかけるのは、ナトリウムのせいです。そして、カリウムにはナトリウムを追い出す働きがあります。そこで、カリウムの供給源である野菜を食べることが腎臓管理の条件の一つになるのです。

食塩は、腎臓だけではなく、汗腺でも排出されます。冬の尿に夏の尿の二倍の食塩が含まれる事実は、汗をかくのが腎臓の助けになることを証明しています。運動は腎臓を助けます。

腎臓にくる不用品が細菌の毒素である場合、それは炎症の原因となります。それが急性でおさまればまだしも、慢性に移行すれば一生もので、組織が壊れて萎縮腎になります。これは頻尿を特徴としますが、いわば命取りです。腎臓に菌毒が流れてくる原因には、扁桃腺の炎症のほか、おできや虫歯があります。こういう時にはさっそく食塩を減らすことです。

食塩は水溶性ですから、いくら大量に腎臓に流れてきても、そこに沈着することはありません。腎臓にこびりつくものといえば、カルシウム、カドミウム、水銀、ヒ素、リンなどです。それらはもちろん腎機能を妨げます。ビタミンEが沈着カルシウムを追い出す作用をもつことは、ここで考慮すべきポイントの一つです。

腎臓管理のためにはコリンも必要だといわれます。これは体内でメチオニンからつくられるものですから、卵黄のようなメチオニンを豊富に含むタンパク質を摂ればよいわけです。

以上述べたことは全て腎臓に異常な負担がかかった時の話ですが、そういう不利な条件があってもなくても、必要なことは適量のタンパク質とビタミンB2を摂ることです。ビタミンB2があれば、食塩が無理なく排出されます。

腎臓は、副腎という付属器官を帽子のようにのせていますが、これの健康管理もいいかげんにはできません。副腎は、ストレスがかかると活動して、副腎皮質ホルモンをどんどんつくらなければなりません。これの合成に必要なビタミンCやEの補給が、副腎管理の条件になります。


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