腸内細菌は有益か有害か

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

有害な腸内細菌を老化の原因とする説が信じられたのは19世紀の末であって、かなり古いことです。その説では、有害な細菌は乳酸菌によって追い出されるとし、ヨーグルトを不老長寿の決め手と考えました。

その後、ヨーグルト菌、ブルガリア菌など、ヨーグルトをつくる乳酸菌が、人間の腸内の乳酸菌とは違ったものであって、わたしたちの口から入っても死ぬ運命にあることが知られ、その仮説は破れ去りました。

しかし、腸内細菌に対する関心が喚起されたことは事実であって、いまでは、それが100種に及び、一人の人間の腸にすみつく細菌の数が100兆程度であることがわかっています。
大便の三分の一ないし四分の一が細菌であることも知られました。

腸内の有用菌の代表はビフィズス菌、有害菌の代表はウェルシュ菌、また、利害両面もつものが大腸菌です。
これら100種の細菌は棲み分けています。
食事内容、ストレス、冷えなどで環境が変化すると棲み分けが乱れ、下痢や便秘などの異常が起こります。
幼児期から壮年期にかけてはビフィズス菌が最も優勢ですが、加齢とともに、大腸菌やウェルシュ菌などが増えてきます。

腸内細菌叢は腸管の機能に重大な関係をもっています。
腸内細菌叢は著しく個性的なものであって、人によって大きく違いますが、それは三歳までに決定するといわれます。
幼児期の食生活が、一生の健康にかかわるといってよいでしょう。

腸内細菌叢は抗生物質の内服や下痢などで乱れることがあっても、やがてはもとに戻る性質をもっています。


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