膵臓とビタミンC

インスリンを合成する工場は、膵臓の《ランゲルハンス島》ベータ細胞です。このランゲルハンス島の正常な機能の保持に、ビタミンCが役割をもっています。この関係は、ビタミンC欠乏食を与えられたモルモットのランゲルハンス島に変性が起こることで確認されています。

壊血病の患者は、よく糖尿病を併発します。これは、血糖からグリコーゲンへの変化が、低ビタミンC血症の場合、スムーズに行われないことによります。壊血病にかかったモルモットの膵臓のインスリン含有量を調べてみると、それは正常値のほぼ4分の1に低下しています。さらに、その切片を検鏡すると、その所見は異常です。ここにビタミンCを与えると、所見の異常はなくなり、それは正常な外観に戻ります。

インドの研究では、ビタミンCには腸管におけるブドウ糖吸収を抑制する作用があるとされます。その研究では、ビタミンCが欠乏していると、腸管から急激に大量のブドウ糖が吸収され、その結果、食後の血糖値の異常高値が起こります。ビタミンCを投与すれば、この現象は起きない、といいます。


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