遊離基について

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

化学物質の分子が二つに引き裂かれる場合があります。引き裂かれる場所は、二個の電子を共有しているところです。この二個の電子はペアになっているので、「対電子」と呼ばれます。二つの部分は、対電子を共有することによってくっついていられるのです。

この分子が、対電子のところで引き裂かれると、二つになった部分は、それぞれに一個の電子をもつようになります。これを「不対電子」といいます。スピンを見れば、それは互いに逆になっています。このようなものが、それぞれに一個の電子を求めてペアになれば、初めて安定します。ということは、不対電子をもって分かれた二つの部分が、活性酸素に見るようなはげしい活性をもつということに他なりません。これを遊離基または自由基といいます。英語ではフリーラジカルですが、略して「ラジカル」ともいいます。

一つの化合物が二つのラジカルに分離したとき、それぞれは一つの電子をもちます。これが不対電子ですが、この電子はもともとその分離部分がもっていた電子ですから、この部分は、ラジカルになったからといって、帯電するわけではありません。イオンを生じる電離では、分離した二つの部分が、一方は正に、一方は負に帯電します。これは、ラジカルとイオンとの大きな違いです。


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