高齢者の血中ビタミンC

血中ビタミンC濃度は、加齢とともに低下します。その低下は、富士山型です。頂上付近では急斜面を下るような塩梅ですが、40歳を過ぎるあたりから緩やかになります。もちろんこれは、積極的にビタミンCに手を出さない人の話であって、毎日大量のビタミンCをとっている人の話ではありません。ということは、大多数の日本人ではこんなことになっている、と思ってよいでしょう。

年をとると血中ビタミンC濃度が下がるのはなぜか、といえば、食事の量の減少と、腎機能の低下による、と考えることができます。食事の量が減れば、ビタミンCの摂取量も減るでしょう。腎機能が低下すれば、一度原尿に出たビタミンCの再吸収が十分でなくなって、これが大量に尿中に排出されてしまうでしょう。腎機能が正常ならば、原尿に含まれるビタミンCの量の95%は、糸球体で再吸収されて血液に戻されるのです。

その理屈はともかく、加齢とともに斜面をくだりたくなければ、若いうちからビタミンCの大量摂取を心掛けるのがよいでしょう。20歳ですでに、その血中濃度は急降下を開始するのです。


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