角膜の要求するビタミンの一つにビタミンB2があります。それが欠乏すると、毛細血管が角膜に向かってひろがり、「脈管性角膜炎」を起こします。このときには涙がやたらに流れ出し、光がまぶしい。もっともこれは、外傷や感染がなければ起こりません。

動物実験ではありますが、クロム欠乏食を与えられたラットは、角膜に病変を起こします。すなわち、角膜の透明度が低下します。同時に虹彩血管に鬱血を起こす。これが、両眼に起こることもあり、片目に起こることもあります。一旦こうなってしまったものは、クロムを投与しても回復しないといわれます。

◉ 角膜ビタミンのリスト
→ビタミンA、ビタミンB2

◉ 角膜ミネラルのリスト
→亜鉛、鉄、クロム