神経伝達物質のための栄養

ニューロンの存在理由は、神経伝達物質の合成・放出、および受容にあります。放出と受容のためには、カルシウムイオン・ナトリウムイオンが必要です。カルシウムも摂らなくてはならず、食塩を敬遠しすぎてはまずい、ということになります。カルシウムの不足では、いらだち・不安・興奮などが起き、ナトリウムの不足では、意識障害・全身倦怠・食欲不振・悪心・吐き気などが起きます。

神経伝達物質は種類が多く、そこに合成の補酵素として登場するビタミンも多様です。その詳細は知る由もありませんが、欠乏状態に対する症状は次のようです。

ビタミンB1の欠乏では、食欲不振・怒りっぽさ・記憶力減退・音に過敏などの症状があらわれます。ただし、これは慢性欠乏の場合であって、急性欠乏となると、短期記憶・長期記憶の不能、場所・時間の認知不能、作話症などの症状があらわれます。

ビタミンB2の欠乏では、うつ状態があらわれます。

ナイアシンの欠乏では、いらだち・混乱・不安・不眠・怒りっぽさなどの症状があらわれます。強度の欠乏では、幻覚もあらわれます。

ビタミンB6の欠乏では、暴力を含む異常行動があらわれます。

ビタミンB12の欠乏では、集中力低下・記憶力減退などがあらわれます。強度の欠乏では、うつ状態・幻覚・異常興奮などもあらわれます。

ビタミンH(ビオチン)の欠乏では、うつ状態や幻覚があらわれます。

ビタミンCの欠乏では知能低下がみられ、強度の欠乏では、精神分裂病の症状があらわれます。

 


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