身体の歪み(制限された筋膜)はピラティスで変えられるか

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

ピラティスメソッドは、運動中の全可動域を通した姿勢の対称性(アラインメント)、呼吸制御、中心/コアの筋力、背骨-骨盤と肩の安定性、バランスのとれた筋緊張と関節可動性に焦点を当てています。

筋膜に対する広範囲な研究から、あらゆる筋原繊維と内部臓器を包み込み、連結する全身を通して、高密度かつ不規則な結合組織の連続であることが明らかとなっています。

それは、柔軟性に富んだ軟部組織骨格としての機能を果たし、全身を通して形態や組織の張力の支えを提供しています。
この力学的筋膜マトリックスの第2の性質は、神経系伝達を含みます。身体における他の制御系に適応や変化および影響を及ぼす能力は、平滑筋細胞(筋繊維芽細胞)の存在や様々な機械受容器を有している筋膜の存在に関係しています。統合システムは、張力と圧縮を伝達し、それゆえ細胞機能に影響を及ぼします。

ピラティスの運動が、対側の長さや張力を通して制御を強調するという点で、それは全身のテンセグリティー・ジオメトリー(幾何学)に挑戦して刺激し、生体力学的な健康と強さを促通します。

筋膜は、筋繊維芽細胞の存在を通して、自律神経系との間接的な関係を築き、筋系の質と緊張にさらに影響を及ぼします。そして、呼吸障害(pH変化)、情動性ストレス、または食事によって影響されうる可能性があります。

現代の生活で、健康な身体を支持する運動や可動域は、ストレスの多い環境によって損なわれる可能性があります。たとえば、デスクワーク生活様式と活動性の欠如は、筋膜の制限や構造の停滞につながる可能性があります。
筋群の特定よりはむしろ、ピラティスの焦点は、筋膜の長さ、健全な組織構造および最適な組織の水和作用と弾力性を回復するための方法としての全身統合に基づいています。

伝統的なピラティス運動は、長さや張力の最適化、全方向性および全可動域の分節的な制御、作用する異なる筋膜のラインに影響を及ぼします。

ピラティスは身体の姿勢や位置によってこの効果を得ます。ヨガとは異なり、ピラティスは身体に特定の反復運動パターンを動的に行わせます。そして、理想的には全可動域を通して実行させ、呼吸制御と運動の正確度を結びつけます。運動は、いわば最大限に組織を伸張する方向へ配置することで長さや張力を強化し、遠心性の制御に重点をおきます。そして、全ネットワークを通して張力刺激に影響を及ぼします。

ピラティス・パラダイムのなかで、この効果は、協調性、筋力強化、可動性、姿勢、優美さ、自信といった予測可能な結果とともに他の生活領域へ移ると考えられます。


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