うつ病

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

うつ病は高齢者に多いです。老人性うつ病では、不眠・頭重・首や肩のこり・背部痛・腰痛・めまい・口渇・胃腸の不調・吐き気などの症状が表面化する関係上、うつ病との判断を下すことが簡単に行きません。某大学式の診断では18項目のアンケートに、0点、1点、2点、3点の評価を与え、合計点数16点以上を、うつ病の疑いが濃いとします。質問の例は、「からだがだるくて疲れやすい」、「朝のうちはとくに無気力」、「本来は仕事熱心で几帳面」など、うつ病になりやすい傾向をあげます。これらに対し、「ノー」は0点、「いつも」は3点が与えられます。不眠・不安感・口数の減少などは、うつ病の症状に含まれています。うつ病患者数は、75歳以上の人の10%を超えます。

うつ病は、中学生や小学生にもないわけではありません。その原因は、親の死とか、受験の失敗とか、あるいはその他のストレスなど、または代謝異常にあるとされています。無気力・厭世などが特徴です。他人の言動を悪くとる傾向があります。これが、一年に一回とか、数日に一回とかに限られ、あとは正常であるか、反対に躁状態であるか、どちらかという形をとります。

世界保健機構WHOの推定によれば、世界人口の3~5%がうつ病にかかっているといいます。そうなると、自己診断が必要になるでしょう。楽しいことや嬉しいことがあるか、気力があるか、決断力があるか、興味の対象があるか、孤立感はないか、などがチェックポイントとされています。

ある報告によれば、うつ病患者では、プロスタグランジンE2が異常に多く、また免疫能が低下しているそうです。加齢とともに免疫能はおかしくなるものですが、うつ病はその一つのあらわれかもしれません。

ところで、うつ病の患者では、神経伝達物質ノルアドレナリンおよびセロトニンの量に異常があるようです。ノルアドレナリンの材料はアミノ酸チロシンであり、セロトニンの材料はアミノ酸トリプトファンです。どちらの不足が起こりやすいかといえば、後者でしょう。患者のトリプトファン血中濃度は低下しているといいます。セロトニンは睡眠誘発物質でもありますから、不眠に悩む人には必須です。もっともチロシンは脳の必須アミノ酸になっているので、これを含む食品もとる必要があります。

うつ病の対策を栄養面から考えると、ビタミンB2を筆頭として、ほとんどすべてのビタミンの大量投与のほかに、高タンパク食と適当なミネラルとが視野に入ってきます。≪抗うつ剤≫と呼ばれる、うつ病のための薬の作用をみると、セロトニン・ノルアドレナリンなどの分泌を促進し、シナプスの機能を上昇させます。結局、栄養物質の投与による、神経伝達物質の合成代謝のレベルアップがうつ病対策になりうると考えるのは、間違いではないでしょう。

海外での研究では、強い可視光線の照射でうつ病が改善されると報告しています。根拠は示されていませんが、うつ病の人は日光浴を試みるべきかもしれません。


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