不眠について

睡眠誘発物質は、神経伝達物質の一つセロトニンです。この神経ホルモンはニューロンのなかで、アミノ酸トリプトファンからつくられます。その合成代謝酵素の補酵素として、ビタミンB12、あるいはコエンザイムQが要求されるのでしょう。そのどちらか一方が要求されるのではなく、両者が要求されるのかもしれません。しかし、これらの大量投与によって不眠の悩みが一挙に解決する例があります。

セレン(セレニウム)を投与して不眠をなおした例もあります。不眠に悩む人でなくても、セレンによって眠りが深くなったと語る人もいます。

酵素の含むイオウがセレンに置換されたとき、酵素は活性が高まります。それがセロトニンを合成する代謝の酵素であったとすれば、この神経ホルモンが容易につくられることになります。もしこれが正しいとするなら、セレンによって不眠が解消することの説明がつくでしょう。

眠れない、眠れないとぼやく人のなかには、実際は眠っているのに、眠れないと思い込んでいる人がいます。これは恐らく、睡眠のパターンが正常でないための錯覚でしょう。これも神経ホルモンの問題に帰着することでしょう。

ところで、睡眠薬を常用している人は多いですが、これには依存性があります。実際、睡眠薬と言われると悪いイメージを持たれやすいので、睡眠導入剤、という言葉をあえて使って誤魔化しています。
海外では麻薬と同様に規制されており、飲み続けると、認知症・うつ病に発展していくようです。
しかし、睡眠薬の服用中止には禁断症状を伴いますので、止めることが難しいのです。

 

 


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