脳卒中(脳梗塞・脳出血)の予防法

つい最近まで、日本人の死因の筆頭は脳卒中でした。現在でも、それは上位を保っています。
脳卒中は、≪脳出血≫と≪脳梗塞≫に大きく分けられます。医師は、これを細かく分類していますが、わたしたち素人が予防の見地からこれを考える場合、それはどうでもよいことです。

脳出血というのは、脳の内部に起こる場合と、外部のクモ膜下に起こる場合とありますが、いずれもその原因は、血管壁の強度低下にあります。そのことは、脳卒中が若年者に起きにくいことを考えればわかるでしょう。血管壁の強度を保つのは、≪コラーゲン≫という名の繊維状タンパクです。この繊維の一本一本が正常な構造をもっていれば、血管壁の強度は十分であって、どんな高血圧にも耐えられるといわれます。正常な構造のコラーゲン分子をつくるためには、十分なタンパク質のほか、ビタミンCの補給が必要です。脳出血に見舞われる人は、タンパク質かビタミンCのどちらか、あるいは両方が足りなかったと考えてよいでしょう。

脳梗塞の方は、脳の血管がつまる病気です。何がつまるかといえば、動脈壁にこびりついたものが管腔をせばめている場合もあるし、それがはがれて流れてきたものである場合もあるし、血液が過流をつくって自然に凝集したものである場合もあります。そしてまた、つまる血管は、細い場合もあり、太い場合もあります。脳梗塞を起こした血管が細い場合には症状が軽く、頭痛・吐き気・めまいなどにとどまります。それも、半日もすればバイパス工事が完成するので、症状は消えます。しかしこれは、重大な前兆と受け取るべきです。

やや太い動脈に梗塞が起きた場合、その動脈血によって酸素や栄養物質の補給をうけていたニューロンは死んでしまいます。グリア細胞も死んでしまいます。いわゆる≪虚血≫のために発生した活性酸素のしわざです。

ニューロンが死ねば、そのニューロンの役割によって、知覚麻痺が起こるケースもあり、運動麻痺が起こるケースもあり、言語障害が起こるケースもあります。

脳梗塞を予防するには、活性酸素の発生を防げばよいわけです。したがって、抗酸化物質がものをいうことになります。これは、ビタミンEが脚光を浴びる一つの舞台となっています。

 

 


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