耳鳴り・めまいと頭蓋骨の関係

 

側頭骨の乳様突起付近には胸鎖乳突筋・頭板状筋・大後頭直筋・上頭斜筋が付着しています。

これらの筋肉は側頭骨と後頭骨にまたがって付着しているため、これらの筋肉の持続的な収縮が起こると後頭乳突縫合の圧着が起こり、乳様突起は下方前方に引き出されます。

また、これらの乳様突起に付着する筋肉が収縮すると、顎が突き出た姿勢となるために、後頭骨の前方すべりが生じ、脳脊髄液が脊髄への排水低下を起こして、脳圧を上昇させる一因となってしまいます。

頭蓋内の圧の高まった脳脊髄液は脳を圧迫します。
また、圧の高い脳脊髄液は眼と耳へと流れ込むため、眼の奥の痛み・耳鳴り・めまいなどの様々な症状を引き起こす原因となっています。

しかし、これらの症状は、病院で検査を受けても異常として見つからないため、自律神経失調症や鬱(うつ)などの精神的な問題と言われてしまうことが多く見受けられます。

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