花粉症を自分で治す

アレルゲンとして有名なのが花粉です。

花粉アレルギーの患者25名を対象として、ビタミンCの効果を調べた実験があります。これは、1942年に、ホームズとアレクサンダーが行ないました。ビタミンCの投与量は、第一週には一日に100ミリグラム、第二週には一日に200ミリグラム、第三週には一日に500ミリグラムということでした。

その結果をみると、一日量100ミリグラムの期間に、症状の改善は一例もなし。500ミリグラムになると、無効例は二つしかなくなりました。大部分の患者の症状は、目立って改善されたのです。

ブタクサの花粉がよく問題になりますが、これに対して異常に敏感な患者がいたそうです。ベルナーはこれに、ビタミンC100ミリグラムを添加した花粉アレルゲンを注射してみたのです。すると、アレルギーは起きませんでした。
花粉アレルギー患者に、一日一グラムのビタミンCを与えると、75%に改善がみられた、という報告もあります。

ブタクサの花粉に悩む人にとって、これは耳寄りな話でしょう。
ビタミンC健康法の著者ストーンは、花粉アレルギー患者のビタミンC必要量を、一日3〜5グラムとしています。

これを年間を通じて服用し、花粉の季節には、適当に増量することをすすめています。

また、ビタミンDもよく効きます。一日に20000IU〜30000IUの摂取での著効が多数みられます。(ビタミンK欠乏症を防ぐため、ビタミンDを10000IU摂取ごとにビタミンK2[MK-7]を180mcg摂取することが望ましい。納豆一パックあたりのMK-7含有量は240mcg〜650mcgほど)。症状が治まれば5000〜10000IUへ減量する。

自分で治す方法としては下記のとおり。

高タンパク低糖質食(タンパク質換算で[体重×2]グラムのタンパク量を毎日摂取。難しければホエイプロテインやEAAを併用。アレルギー歴が長い人は糖質量を出来る限り減らす。) + ビタミンD + ビタミンK + ビタミンC(1日3〜9g) + ビタミンE(d-αトコフェロールを800IU以上) + マグネシウム + 亜鉛(銅入りのoptizinc)100mg + ナイアシン(100mgから始めて徐々に増量。3000mgまで必要な場合あり。アレルギー体質が長い人は、ナイアシンアミド→フラッシュフリーナイアシン→ナイアシン、の段階を踏むこと。)

※※貧血および鉄不足の方は、まずそれを解決することが先決。