神経は、私たちの感覚を伝え、身体を動かし、生命活動を維持するための「情報の通り道」です。
しかし、神経細胞は筋肉や皮膚とは違う、いくつかの「特殊な性質」を持っています。
ここでは、特に知っておいていただきたい4つの特徴について解説します。
これを知ることで、「なぜ痺れがなかなか取れないのか」「なぜ症状が出る前にケアが必要なのか」が、深く理解できるはずです。
神経が持つ4つの重要な特徴
1. 省エネだが「酸素」を大量に消費する
神経(特に脳)は、体重の約2%程度の重さしかありませんが、体全体の血液の約20%を常に必要としています。
これは、神経が働くために「大量の酸素」を必要とするからです。
神経は酸欠に非常に敏感です。例えば、換気の悪い部屋で頭がぼーっとするのは、脳がいち早く酸素不足を訴えているサインです。
これを身体の痛みに置き換えると、「血行が悪くなり、神経に酸素が届かなくなること」が、痺れや痛みの大きな原因になるということです。コリや歪みで血流を止めないことが重要なのは、このためです。
2. 一度傷つくと、修復が非常に難しい
皮膚なら切り傷ができても数日で塞がりますが、神経細胞は一度ダメージを受けると、簡単には元に戻りません。
特に脳や脊髄(中枢神経)は再生能力がほとんどありません。手足に伸びる神経(末梢神経)には再生能力がありますが、そのスピードは「1日に1ミリ程度」と言われています。
つまり、深く傷ついてしまった神経が元通りになるには、皮膚や筋肉とは比べ物にならないほどの長い時間と、根気強いケアが必要になるのです。
3. ダメージからの回復スピードが遅い
神経は「傷つきやすく、治りにくい」組織です。
例えば、長時間正座をして足が痺れたとき、立ち上がって血流が戻っても、ジンジンとした感覚がしばらく残りますよね? たった数十分の圧迫でも、神経が正常に戻るにはタイムラグがあります。
これが慢性的な「坐骨神経痛」や「ヘルニア」などの場合、何ヶ月、何年もの間、神経が圧迫され続けていたことになります。
整体で骨格を整え、圧迫を取り除いたとしても、弱ってしまった神経そのものが回復し、違和感が完全に消えるまでには、数ヶ月単位の時間が必要になるケースが多いのはこのためです。
4. 「痛み」を感じない神経の方が多い
ここが最も厄介な点です。私たちが「痛い」と感じることができるのは、主に「知覚神経」だけです。
筋肉を動かす「運動神経」や、内臓を調整する「自律神経」がダメージを受けていても、直接的な「痛み」としては感じないことが多いのです。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、実は神経への負担が蓄積しており、ある日突然「手が動かしにくい」「内臓の調子が悪い」といった症状として現れることがあります。
「痛みがない=健康」とは限らない。これが、定期的なメンテナンスをお勧めする最大の理由です。
神経はとてもデリケートで、替えがきかない組織です。
- 酸素(血流)不足に弱く、真っ先に影響を受ける。
- 一度深いダメージを受けると、回復には長い時間がかかる。
- 「痛み」のサインが出ないまま、不調が進行することもある。
だからこそ、当院では「痛みが出てから」ではなく、その原因となる身体の歪みや筋肉の緊張を早期に解き、神経に常に新鮮な酸素(血液)が届く環境を作ることを重視しています。
「長年続いている痺れ」や「原因のよく分からない不調」も、こうした神経の特徴を知った上で、焦らずじっくり向き合えば、体は必ず応えてくれます。
諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
この記事の執筆・監修
整体院&ピラティススタジオ【Reformer逗子院】
解剖学に基づいた「整体(構造調整)」と「マシンピラティス(動作学習)」で、
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