その腰痛・肩こり、実は「タンパク質不足」かも?痛みが治らない本当の原因

【この記事の概要】

「整体で整えても、またすぐに痛くなる」「寝ても疲れが取れない」。その原因は、身体を修復するための「タンパク質不足」にあるかもしれません。筋肉のコリや怪我と栄養の意外な関係について、分子栄養学の視点で解説します。

当院には、慢性的な腰痛や肩こり、あるいはスポーツでの怪我がなかなか治らない方が多く来院されます。
整体で骨格を整え、ピラティスで動きを修正すると、多くの方は改善に向かいます。

しかし、中には「どれだけ施術をしても、すぐに筋肉がガチガチに戻ってしまう」という方がいらっしゃいます。

なぜ、身体は戻ってしまうのでしょうか?
その最大の原因は、あなたの身体をつくる「材料(タンパク質)」の不足にあります。

材料不足が引き起こす「怪我と痛みの構造」

私たちの身体は、毎日「壊れる(分解)」と「治す(合成)」を高速で繰り返しています。筋肉を使えば微細な傷がつきますが、通常は睡眠中に修復され、より強く生まれ変わります。

しかし、もし修復するための「材料(タンパク質)」が足りなかったらどうなるでしょうか?

1. 修復されずに「しこり」として残る(筋拘縮)

材料不足で修復が間に合わないと、壊れた筋繊維は元のしなやかな状態に戻れず、硬く縮こまった状態で固まってしまいます。これを専門用語で「筋拘縮(きんこうしゅく)」と呼びます。

  • マッサージに行ってもすぐに張る
  • 触ると常に硬い場所がある
  • ストレッチをしても伸びない

これらはすべて、筋肉がリラックスできていないのではなく、「材料不足で治りきっていない傷跡」が蓄積している状態なのです。

2. 全身のバランスが崩れる(テンセグリティの破綻)

私たちの身体は、テントのように「骨(支柱)」と「筋肉・筋膜(張力)」が絶妙なバランスで引っ張り合うことで保たれています。これを「テンセグリティ構造」と言います。

テントのロープが1本だけ固まったら?

もし、テントのロープの1本が硬く縮んでしまったらどうなるでしょう?
そのロープに引っ張られて、反対側の支柱や布に無理な力がかかりますよね。

身体も同じです。タンパク質不足でどこかの筋肉に「拘縮」ができると、そこが起点となって全身の張力バランスが崩れます。
その結果、「硬いのはふくらはぎなのに、引っ張られた腰が痛くなる」「背中が張っているせいで、膝に負担が集中する」といった現象が起きるのです。

「寝ても疲れが取れない」の正体

「しっかり寝たはずなのに、朝から身体がだるい」
これも、典型的なタンパク質不足×エネルギー不足のサインです。

疲労回復には、膨大なエネルギーが必要です。しかし、材料がなければエネルギーを生み出す工場(ミトコンドリア)も、身体を守る免疫細胞も、やる気を出す脳の神経伝達物質も、十分に作ることができません。

「努力不足」や「年齢のせい」ではありません。単純に「材料不足」なのです。

どれくらい摂ればいい?タンパク質の必要量

では、具体的にどれくらいのタンパク質が必要なのでしょうか?
一般的な目安は以下の通りです。

  • 運動をあまりしない人:体重 × 1.0g(例:体重50kgなら50g)
  • 運動習慣がある人・痛みがある人:体重 × 1.2〜1.5g
  • 成長期・アスリート:体重 × 1.5〜2.0g

「お肉を食べているから大丈夫」と思っていても、食事だけでこの量を毎日確保するのは意外と難しいものです。

「食べている」と「吸収できている」は違う

ここで一つ、非常に重要な落とし穴があります。
それは、「食べたタンパク質が、すべて身になっているとは限らない」ということです。

タンパク質は、胃腸で細かく分解(消化)されて初めて吸収されます。しかし、慢性的な不調を抱えている方の多くは、胃腸の機能も低下している傾向があります。

  • 食後に眠くなる、お腹が張る
  • 便秘や下痢を繰り返している
  • おならや便が臭い
  • プロテインを飲むと胃がムカムカする

このような症状がある場合、いくら高級な肉やプロテインを摂取しても、身体の中でうまく利用されず、そのまま排出されている(あるいは腸内環境を悪化させている)可能性があります。

「構造×動き×栄養」で根本解決へ

Reformer逗子院が、整体院でありながら「分子栄養学」を取り入れている理由はここにあります。

  1. 整体(構造):骨格の歪みを整え、テンセグリティを正常化する
  2. ピラティス(動き):正しい動きを学習し、負荷の偏りをなくす
  3. 栄養(材料):血液データ等から消化吸収能力を分析し、確実に身体に届く栄養指導を行う

この3つが揃って初めて、身体は本来の回復力を取り戻します。
「何をしても良くならなかった」という方こそ、一度身体の内側、「材料」の視点から見直してみませんか?

あなたの身体は「材料」が足りていますか?

当院では、分子栄養学に基づいた専門的なカウンセリングを行っています。
血液検査データの解析(※医療行為ではありません)を通じて、あなたに不足している栄養素や、胃腸の状態を詳細に分析します。(お持ち頂かなくてもカウンセリングで推測は可能です。)

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