ゴルフは生涯楽しめる素晴らしいスポーツですが、多くのアマチュアゴルファーが腰痛や肘の痛みといった怪我に悩まされています。「練習はしているのに、なぜか体が痛くなる…」「プロはあんなに振っているのに、なぜ平気なんだろう?」と感じたことはありませんか?
この記事では、ゴルフで起こりやすい怪我の特徴と、多くのアマチュアゴルファーが見落としがちな**「痛みの本当の原因」**について、専門家の視点から詳しく解説します。
プロとアマチュア、怪我の「原因」の違い
同じゴルフというスポーツでも、プロとアマチュアでは怪我の原因が大きく異なります。
- プロゴルファーの怪我:主な原因は、圧倒的な練習量による**「オーバーワーク(使いすぎ)」**です。バイオメカニクス的に効率的なスイングができていても、反復練習によって特定の組織に疲労が蓄積します。
- アマチュアゴルファーの怪我:主な原因は、技術的な未熟さによる**「不適切なスイング」**です。例えば、ダフって地面を叩いた衝撃で肘や手首を痛める、といったケースが代表的です。
日本のプロゴルファーを対象としたある研究では、腰痛を抱える選手は2人に1人、首の痛みを抱える選手は3人に1人に上ると報告されており、いかにゴルフが身体に負担をかけるスポーツであるかがわかります。
アマチュアゴルファーの痛みの「本当の原因」とは?
では、不適切なスイングを引き起こす、さらに根本的な原因は何でしょうか?私たちは、多くの場合、以下の3つの機能的な問題に集約されると考えています。
- 体幹の不安定さ:スイングの軸となる体幹が弱いと、体がブレてしまい、腕の力だけで振る「手打ち」になります。これが、肘や肩、腰への過剰な負担に直結します。
- 股関節や胸郭の柔軟性不足:本来、スイングの捻転を生み出すべき股関節や胸郭(胸周り)が硬いと、その動きを腰が無理に代償しようとして、腰痛を引き起こします。
- 間違った身体の使い方(代償動作):上記の弱さや硬さを補うために、無意識のうちに非効率で体に負担のかかる動き(代償動作)が癖になってしまっています。
なぜ、自己流の改善には限界があるのか?
これらの根本原因は、ご自身ではなかなか気づくことができません。良かれと思って行うトレーニングやストレッチも、ご自身の体の癖に合っていなければ、効果が出ないばかりか、かえってアンバランスを助長してしまう可能性すらあります。
痛みのない、効率的なスイングを手に入れるためには、まず専門家による客観的な評価で**ご自身の身体の「弱点」と「硬さ」を正確に知ること**が、最も重要な第一歩となります。
では、どうすれば根本原因を解決できるのか?
これらの「体幹」「柔軟性」「正しい動き」という3つの課題を、最も安全かつ効率的に改善するために、私たちは専門家の指導のもとで行う「マシンピラティス」を推奨しています。
あなたの身体の課題を根本から解決し、怪我の予防とパフォーマンス向上を両立させる具体的な方法については、こちらの専門ページで詳しく解説しています。
→ ゴルフピラティスの効果を詳しく見るよくあるご質問
- Q. 練習すればするほど、なぜ腰や肘が痛くなるのですか?
- A. 多くの場合、身体の「土台」が不安定なまま、間違ったフォームでスイングを繰り返しているためです。体幹の弱さや股関節の硬さといった根本原因があると、練習量に比例して特定の部位に負担が蓄積し、痛みに繋がってしまいます。
- Q. プロゴルファーはなぜ、あれだけ振っても怪我をしにくいのですか?
- A. プロは、長年のトレーニングによって強靭な体幹と、衝撃を分散させるしなやかな体の使い方を習得しているためです。アマチュアに多い「手打ち」ではなく、地面からの力を効率よく全身でボールに伝えることができ、特定の関節への負担が少ないのが大きな違いです。
- Q. ゴルフの怪我を予防するために、まず何をすればいいですか?
- A. まずは、スイングの土台となる「体幹の安定性」と「股関節の柔軟性」を高めることが最も重要です。自己流の筋トレやストレッチも有効ですが、ご自身の体の癖に合った正しい方法で行うことが不可欠です。専門家の指導のもとでピラティスなどを始めるのが、最も安全で効果的な近道と言えます。
この記事は、逗子の整体&ピラティススタジオ【Reformer逗子院】が監修・執筆しました。
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