胃下垂という名の内臓の異常があります。
これは一つの状態であって、必ずしも自覚症状を伴うものではありませんが、決して好ましいものではないです。
常識で考えてもわかることですが、胃の最下部がヘソより下までおりていれば、腸も下垂している場合が多いです。
肝臓、脾臓、腎臓などの下垂を伴うこともまれではありません。
こうなれば「内臓下垂」です。
胃下垂は日本人に多く、欧米人にほとんどない、ということです。
そしてそれは、低タンパク食と高タンパク食との違いによる、といわれています。
低タンパク食だと、結合組織のほか、腹筋や腹壁筋が弱くなって、内臓を正常な高さに支えることが出来なくなるのです。
これは、筋肉がタンパク質でできていることを考えれば、当然のことと言えます。
筋萎縮症、筋ジストロフィーなどの筋肉の病気も、低タンパク食の場合のほうが、起きやすいのではないでしょうか。
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