白内障とは

白内障は、高齢になると多くみられる眼病であり、糖尿病の合併症の一つです。

眼球の構造を見ると、外界の物体の像は、水晶体という名のレンズによって網膜上に結ばれます。レンズがもし曇れば、像はぼんやりせざるを得ません。これが白内障の目の場合です。

水晶体はもともと透明なタンパク質で出来ています。卵の白身を想像してよいです。このタンパク質は、「活性酸素」にやられると、変性して不透明になります。水晶体の透明度は、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸などの粘質多糖体によって保たれます。粘質多糖体はブドウ糖からつくられます。処理できないほどの量のブドウ糖が来たとき、活性酸素が生じるでしょう。そして水晶体は不透明になります。糖尿病になると、粘質多糖体の生合成が阻害されるから、白内障が起きるのでしょう。白内障はビタミンCの欠乏とも関係があります。このビタミンのヒアルロン酸の分解を阻害する作用がものをいうのかもしれません。

白内障の治療法は色々ありますが、要するに、不透明なものを除去することになります。それには、水晶体の周辺部をおおう虹彩の切開が、まず必要です。そして、不透明な繊維状物体をつまみ出すなり、水晶体そのものを摘出するなりします。

水晶体を失った目には、凸レンズの眼鏡、またはコンタクトレンズを付加します。

水晶体の実質である核を吸い出して、後釜にプラスチックの「人工水晶体」を入れる手術もあります。

 


逗子.葉山.鎌倉.横須賀.藤沢.横浜地域で整体&マシンピラティスなら
整体院&ピラティススタジオ【Reformer逗子院】
神奈川県逗子市逗子3-2-24 矢部ビル2階
☎︎
050-5884-7793