中高年者のマラソン事故

マラソンの事故は、心筋の虚血状態からくるのが普通です。虚血とは、血流がとまることです。そこで心筋は酸欠に陥ります。これはいわゆる「狭心症」です。

運動中は、エネルギー源である脂肪酸が増えますが、そのイオンは赤血球を破壊したり、細胞内のカリウムや酸素を放出させたりする作用をもっています。激しい運動がなければ、脂肪酸はタンパク質と結合して、イオンの状態をとらないのです。

この脂肪酸イオンの毒性は、虚血状態の心筋で発揮されます。したがって、心筋梗塞患者のマラソンは危険ということになります。致命的な不整脈やショック死があり得るのです。

現実には、事前の診断で心筋梗塞が発見されない場合にも、事故は起きています。これは、虚血状態における脂肪酸イオンの毒性による、と考えられています。

具体例をとると、マラソン参加者の事後の虚血反応出現率は、40代で6%、50代で15%、60代、70代で29%という心の寒くなる数字が出ています。50歳をこえた人では、トレーニングを重ねると脂肪酸イオンが増加します。そのために、かえって心臓機能が低下する可能性があるといわれます。

 


逗子.葉山.鎌倉.横須賀.藤沢.横浜地域で整体&マシンピラティスなら
整体院&ピラティススタジオ【Reformer逗子院】
神奈川県逗子市逗子3-2-24 矢部ビル2階
☎︎
050-5884-7793