風邪をひかない方法

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

冬がくれば風邪のシーズンが来たと思う人は多いです。事実、寒さの季節には風邪ひきが増えるのですから無理もありません。

例外はありますが、風邪の原因はウイルスということになっています。鼻ならライノウイルス、喉ならアデノウイルス、関節ならコクサツキーウイルス、流行性感冒ならインフルエンザウイルスと、ウイルスの側にもそれぞれ専門があります。

風邪をこじらすということがよくいわれますが、これはウイルスの攻撃をうけた弱みに付け込んで細菌が猛威をふるいだす状態を指すと考えてよいのです。しかしとにかく、多くの風邪の引き金はウイルスなのです。

ところでアメリカの統計では、風邪をひいた経験のない人が10人に1人の割合でいるそうです。その人たちはウイルスに強い体質の持ち主といってよいのでしょう。
当然のことながら、人間のからだはウイルスに対抗する手段を持っています。それはインターフェロンという名のタンパク質で、細胞のなかで合成されます。インターフェロンが十分につくれるからだの持ち主なら、風邪をひくことなどないわけです。

インターフェロンを合成する代謝にはビタミンCの助けが入ります。その必要量には個体差があって最低は1日250mg、最高は1日10gだと、ノーベル賞を二回受けたポーリングが述べました。つまり人の体質によってインターフェロン製造能率の高い人と低い人とがあると受け取ってよいのです。

そういうことなら、風邪をひいた経験のない人は、ビタミンCが少なくてもよいうえに、これを必要なだけとる食習慣の持ち主だと考えられます。風邪をひかない体質とは、決して我々の手の届かないものではないということではないでしょうか。

風邪をひかない体質になれるという耳寄りな話があれば、それに飛びつく人は無数にありそうなものですが、現実はそうではありません。きっと薬の飲み過ぎが心配だからでしょう。

風邪をひきたくない人は、ビタミンCをふんだんにとっています。風邪の徴候があったら、すぐに1.5g、そのあとは30分おきに1gという具合にビタミンCを飲みます。そうすれば、3、4回目あたりでたいていの風邪は直ってしまいます。

風邪薬は製薬会社のドル箱なものですから、アメリカではポーリングの説に対して猛烈な反対がありました。しかしそれは事実の前に消えつつあるようです。

ただまずいことに、ビタミンCは緩下作用をもっています。また、糖質消化酵素の分泌を抑えます。ただしこれはビタミンの大量を続けてとっているうちに、起きなくなります。

ビタミンCはレモンでとよくいわれますが、1gのビタミンCをとるには2キロのレモンが要るので、食品をあてにしては大変です。


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