運動神経が鈍いとは

バナナの皮に右足をとられたとしましょう。そのとき、左足の操作が巧みならば、転ばないで済みますが、さもなければ、大転倒でしょう。

その操作の巧拙の分かれ目は何でしょうか。

まず、スリップがはじまるわけですが、どこまで滑ったとき、それに対する対抗措置がとられるかが問題です。それが、早ければ早いほど、効果が期待できるでしょう。

滑ったことは、刺激として中枢へいきます。一般に、刺激というものは、「刺激閾値」を越えなければ感じられません。閾値が低ければ、滑ったことはたちまち刺激となって、対抗措置を導きだすことになります。

対抗措置とは、転倒を防ぐのに必要な姿勢をとるために、いくつかの筋肉を適当に緊張させることに他なりません。

刺激閾値が十分に低く、筋肉が要求された力を出すことができれば、転ばないで済む、と考えてよいです。

スポーツでいう「巧緻性」はこれだと考えます。そしてまた、運動神経が発達している、と俗にいうのもこれだと考えています。

そこで、刺激閾値が高くても、筋力が不十分でも、運動神経は鈍いことになります。 

 

 

 


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