高血糖でどんなことが起きるか

健常人の血糖値は、空腹時110以下、食事一時間後に170以下、二時間後に120以下とされます。しかし、激しい運動をすると、250を超えることが珍しくありません。このとき、気分は爽快です。健常人の血糖値が一過性に上昇すると、体液のペーハー値も上昇するので、気分がよいのでしょう。一過性の高血糖は、血管壁に適度な刺激を与え、好結果を生むといわれています。

定常的に高血糖値が保たれるとなると、まず、脂肪酸の不完全燃焼が起き、いわゆる「アセトン体」がつくられて、体液のペーハー値を下げます。そこで、「アシドーシス」(酸性状態)が起き、体調を低下させます。

定常的な高血糖、すなわち糖尿病は、インシュリンの欠乏によります。その影響は多くの代謝に影響を及ぼして、糖尿病に特有な障害の原因となります。

インシュリンというホルモンの役割の一つは、肝臓や筋肉の細胞に働いて、血中のブドウ糖をグリコーゲンに変化させることです。糖尿病における血糖値の上昇の原因は、一つはこれなのですが、もう一つは、いろいろな代謝を、ブドウ糖をつくる方向にねじまげることです。

 

 


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