肩の後ろの痛み⑤ 肩甲骨の下の外旋筋 (小円筋)

肩甲骨の下の内旋筋(大円筋)に対し、「肩甲骨の下の外旋筋」(小円筋)もあります。いずれも体の深いところにある筋肉で、肩甲骨の下にあるため、両者の区別は一般の人には困難です。

肩甲骨の下の外旋筋は、腕を外向きにひねるときに使われる筋肉です。野球のピッチャーなら、投球するときに腕を巻き上げる動きになります。このときに痛みが出れば、小円筋と棘下筋のコリが疑われます。

肩甲骨の下には、同じところに複数の筋肉があるので、コリが見つかりにくく、痛みの部位が痛みを出している筋肉だと思っている人が多いようです。しかし、それではいつまでたっても痛みは改善しません。

筋肉そのものが痛みの原因のこともありますが、そこを押しても痛みが改善しないのであれば、コリがどこかにあるはずなので、関連痛が出るところを探してみましょう。

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