骨盤が歪むとはどういう状態か

〜逗子・葉山・鎌倉の整体【Reformer逗子院】のコラム〜 

骨盤とは

骨盤とは、背骨の一番下にある逆三角形をした仙骨と後方で接し、左右の寛骨、仙骨、尾骨で構成されています。

これらの骨はいずれも成長とともに癒合するため個数が変わります。

女性では、恥骨結合が初潮の1年以上前までは男性と同じく閉じていますが、初潮の1年前後から、出産時に胎児を通すため、開き始めます。

若年出産、またはそれを経験した経産婦では、安産になりやすいのはそのためです。

骨盤が歪むとどうなるか

骨盤が歪むとなにが悪いのか?という事ですが、女性は妊娠や出産に備え男性よりも靱帯が軟らかく、姿勢不良や運動不足、腰痛などにより骨盤周辺の筋力が低下したり、偏ったりして筋肉や骨格のバランスを崩し、仙骨から出ている骨盤内臓神経(子宮や卵巣の働きをコントロールする神経)などの働きを低下させ、生理痛・生理不順・不妊の原因になると考えられています。

さらに下半身への血流障害、神経圧迫など冷え性の原因を作り、土台である骨盤が傾斜することにより上半身のバランスを崩して、腰痛、肩こり、頭痛なども引き起こすことがあります。

下記のような項目に当てはまる方は要注意です。

・下半身のむくみ、冷え

・スカートが回る

・左右の足の長さが違う

・生理痛、生理不順がひどい

・股関節が痛い、硬い

・まっすぐ歩けない、立てない

・肩のラインが水平でない

・顔が傾いている

・ヒールを日常的に履いている

骨盤の歪みはなぜ起こるか

骨盤の歪みは、ある日突然訪れるわけではなく、長年の生活習慣の中で少しずつゆがんでいくもの。

その歪みを解消するには、生活習慣を改める事も必要です。

ヒールが与える骨盤への影響

例えば、ヒールの高い靴を履き続けると、骨盤は前傾して腰が反った状態になります。このため腹筋が弱くなり下っ腹がポッコリ出てしまう。

腰の筋肉が硬くなり腰椎(腰の部分の背骨)の前弯が助長され、筋肉疲労を起こしやすく、腰痛などの症状がでたり、背中の筋肉が弱り猫背を助長します。歩く歩幅も狭くなり足の筋肉をあまり使わないことにより、脂肪がつきやすく痩せにくい体質になってしまいます。

足を組んでいると骨盤は

また、デスクワークなどで長時間足を組んでいると、骨盤が回旋(骨盤の捻れ)し、背骨が歪んでしまいます。

これを長年放置していると、下半身の血行や神経の働きを低下させ、冷え性や下半身が太く痩せづらいなどの症状を助長します。

腰の筋肉の柔軟性に左右差が生じ、腰椎(腰の部分の背骨)が回旋(捻れ)したままブロックして背骨が曲がり、筋肉性・関節性の腰痛を生じるようになります。骨盤が傾き、回旋すると、背骨の歪みが生じて、肩のラインが水平に保てなくなり、肩掛けバックがずり落ちたり、証明写真などを見ると頭が傾いていたり、顔が歪む(顎関節の歪み)、歯のかみ合わせが悪くなったり、頭が傾斜して片方の肩や首の負担が多くなり、こりが生まれ、頑固な肩こりや頭痛などの症状が出やすくなります。

片足に重心を掛けて立つと、足・お尻・腰などの筋肉が片方だけ硬くなり、骨盤を傾斜させてしまいます。

これにより脚長差(足の長さ)が変わりスカートが回ってしまったり、パンツスタイルで裾の長さの違いが生じます。

片足加重に加え、さらに足のつま先を内側に向けて立つと、膝裏の靱帯が緩くなり、反跳膝を助長して、O脚を進行させたりします。(特に柔軟性の高い女性は要注意です。)

産後の骨盤矯正はなぜ重要か

また、産後の骨盤矯正はとても重要です。

産後の骨盤を放置すると?

出産後に骨盤体操や骨盤ダイエットなどさまざまな方法で産後の体型を元に戻そうと頑張っても肝心の骨盤が開いたままでは、体重は戻っても体型までは戻りません。

産後に太らなかったと喜んでいても

将来的に太りやすい骨格になってしまいます。

特に2人目3人目と出産していくと、どんどん骨盤は開き、ひどい方は子宮脱などの臓器脱になる人もいます。

老後は骨盤底筋群が緩くなりやすく、尿漏れなどのリスクが高まります。

出産以来、腰痛・肩こり・ひざ痛など慢性化する人もいます。

この様な症状が出る前に、骨盤矯正を受けることをお勧めします。


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