ビタミン大量投与療法に対する拒絶・嫌悪・反発について

ビタミンC(アスコルビン酸)を高用量使えば、風邪なら数時間で、インフルエンザなら一日で、ウイルス性肺炎なら二日で治る。

ビタミンCは非常に効果的な抗ヒスタミン剤であり、抗ウイルス薬であり、抗毒素である。また、ビタミンCは炎症を抑え、熱を下げる。

あなたの主治医はこうしたことを信じないかもしれないが、信じる信じないの問題ではない。経験の問題である。

だから、多くの人はこうした発言を耳にすると「では、なぜ医師は広い心でビタミンC療法を受け入れないのか?」と、当然思うだろう。

その理由はこうである。

すなわち、ビタミンの有効性を「検証」したと主張する多くの研究は、そもそもビタミン療法に難クセをつけるために研究設計されていたのである。

一般の人々およびその主治医は、研究者に栄養療法の有効性を検証・確認して欲しいと思っているが、そうした研究で十分量のビタミンが使われない限り、つまり少な過ぎて効果が決して出ない用量で実験が行われている限り、メガビタミン療法の有効性は「実証されていない」と言われ続けることになるのである。

ビタミン療法が広く試されたり利用されるための主な障害として、恐らく、高用量を使うと何か未知の危険があるに違いないと多くの人が思い込んでいることがあるだろう。

しかし1940年代にフレデリック・R・クレナー医学博士によってメガビタミンC療法が使われ始めて以来、現在に至るまで、その経過記録は驚くほど安全である。どのような治療計画であれ、安全性と有効性が常に基準であったし、それは今後もそうあるべきである。

[Orthomolecular Medicine for Everyone: Megavitamin Therapeutics for Families and Physicians]より