タンパク質の必要性

人間の身体をある程度まで分解したら、大人の場合、その65%が水分子に、その28%がアミノ酸分子になるでしょう。

この水やアミノ酸が、そのままそこにとどまっているものなら、私たちは、水も飲まず、アミノ酸も食べずで、生きていけるはずです。

現実を見ると、私たちは、一日のうちに何回もトイレに入り、尿を排出します。この経験から私たちは、水の損失が不可避であることを知り、水を飲む必要を思います。

実を言えば、尿の中身は水ばかりではありません。それは常に尿素を含んでいます。尿素はアミノ酸の最終分解物です。したがって、私たちの目が、水を見るように尿素を見ることができたとしたら、トイレに入るたびに水の補給の必要と同時に、アミノ酸の補給の必要を思うことでしょう。

もし私たちが、十分に科学的であろうとしたなら、尿に排出される物質は何かを知って、それを手掛かりとして、栄養の問題と取り組むべきなのです。医師なら、尿の成分に異常があるかどうかを調べて、それを診断の手掛かりにします。

尿には常に尿素が含まれているという事実は、私たちの身体を組み立てているアミノ酸が常に分解していることを、端的に物語っています。

それはつまり、私たちの身体が常に崩壊するからこそ、私たちは、口からアミノ酸の補給を心掛けなければならないのです。

私たちが食物としてとるアミノ酸は、化学調味料のような特殊なものを除けば、タンパク質の形をとっています。タンパク質は、アミノ酸をつぎつぎにつないだ鎖状分子です。ステーキを食べるということは、アミノ酸の鎖状分子を消化管に投入することに他なりません。


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