代謝レベルの低下の予防

〜逗子・葉山・鎌倉の整体&ピラティス【Reformer逗子院】のコラム〜

脳内の代謝は、ニューロンとグリア細胞が分担しています。ニューロンの代謝は、中心部の細胞体の代謝と、終末ボタンの代謝と、二つになります。

ニューロンは、血液脳関門というバリアに守られているので、物質の補給は制限されています。その制限のもとにおいて、必要な代謝は、要求されるレベルで遂行されなければなりません。

ところで、脳の循環を著しく阻害するのは、≪脳動脈硬化≫です。脳の老化防止のためには、まず、動脈硬化を離脱する目的で、高タンパク食をとることが必要です。

代謝の主役は酵素であり、酵素分子の主要部分、すなわち≪主酵素≫はタンパク質です。ただ、酵素の分子が、主酵素とよばれるタンパク部分と、ビタミンなどの非タンパク部分とから成るものが多いことを、付け加えておきます。

ニューロンでは、神経伝達物質をつくらなければなりませんが、これは終末ボタンの担当です。ただし、それに必要な酵素は、細胞体でつくり、神経細管をとおってそこに供給されます。神経伝達物質をつくる代謝にはエネルギーがいりますが、これは、終末ボタンにあるミトコンドリアでつくります。そのエネルギー源であるブドウ糖も、神経細管をとおって供給されます。

歳をとると、少食になる傾向があります。そのために、タンパク不足になりがちです。もし、ニューロンやグリア細胞の需要に見合うだけのタンパク食が摂取されなければ、脳の代謝レベルは低下せざるを得ません。そのときその人の頭は、若いときのようには働かないことになります。頭の回転は悪く、記憶力が低下するでしょう。

神経伝達物質のレセプターも考慮しなければなりません。これは樹状突起にあるわけですが、その正体はタンパク質です。タンパク不足の状態では、神経伝達物質の受け入れにも事欠くことになりかねません。

ニューロンに巻きついているグリア細胞も、ニューロンに必要な物質を合成し、これに供給しています。この代謝にもまた酵素がなくてはならず、タンパク質がなくてはなりません。加齢とともに
脳の代謝レベルが低下する恐れは極めて大きいのです。積極的に、タンパク質および各種のビタミンやミネラルをとるのがよいでしょう。


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