血圧降下剤と鬱病(うつ病)

利尿剤以外の血圧降下剤も、副作用があるという点では似たようなものです。

たとえば、交感神経の働きを邪魔するブロッカーが血圧降下剤として使われることがあります。
血管を縮めるのは平滑筋という筋肉の役割であり、その平滑筋の働きを支配しているのが交感神経です。だから、その働きをブロックすれば血管の締めつけが緩み、血圧が下がるという仕組みとなります。

しかし、交感神経の働きを必要としているのは血管だけではありません。
骨格筋も交感神経に支配されているし、何よりも無視できないのは脳に影響を与えることです。
事実、交感神経の働きが鈍ることによって、うつ病を起こすことがあります。

また、ほかに使われている血圧降下剤としては、カルシウム拮抗剤が挙げられます。
血管を取り巻いている平滑筋を含めて、あらゆる筋肉には、カルシウムイオンが入ると収縮するというメカニズムがあります。
したがって、カルシウムと拮抗する薬を服用すれば、平滑筋の収縮力が弱まって血圧が下がるわけです。

このカルシウム拮抗剤は、他の血圧降下剤に比べれば副作用が少ないと言われています。ですが、この薬にしても血圧に関係のある筋肉だけを選んで作用するわけではありません。服用すれば、血圧と無関係な他の筋肉も同時に収縮力が弱まることになります。全身に与える悪影響は、決して小さくないでしょう。
事実、この薬を常用して無気力になった人がいます。

そもそも、問題の本質はカルシウムの摂取量なのです。
血圧をコントロールするためにはカルシウムとマグネシウムの比率を適正に保つことが大切です。
食品から摂取する栄養をきちんと管理していれば、薬に頼る必要は全くありません。

ところが多くの医師が、副作用について少しも説明することなく、ひたすら血圧降下剤を服用することを患者に要求します。
一生、薬を飲み続けなければいけないと思い込んでいる高血圧患者も多いです。

しかし、自分で栄養をコントロールすることによって、血圧降下剤の量を減らすことに成功した人が何人もいます。
医師の言うことを鵜呑みにしていると、いつまでも副作用の危険から逃れられないのです。

 

 


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